内容説明
試験に受かり正式な海尉となったキッドは、同じく昇進かなった親友のレンジとともに戦列艦に乗り組み北アメリカへ赴いた。海尉としては艦内最後任のキッドだが、海軍士官としての自覚と臨機応変の才覚とを発揮して、フランス私掠船の拿捕に手柄をたてた。さらに草創期の合衆国海軍フリゲート艦に乗り組んでその実力を確認する任務を与えられるなど、次々と出現する試練を経て、キッドは一人前の海尉への道を歩み始める。
著者等紹介
ストックウィン,ジュリアン[ストックウィン,ジュリアン][Stockwin,Julian]
1944年イギリスのハンプシャーに生まれる。15歳でイギリス海軍に入隊するが、両親のオーストラリア移住にともないオーストラリア海軍に移った。下士官で退役後、教育心理学とコンピュータを学び、その後イギリスに戻る。1997年からギルフォード・カレッジでソフトウェアのプログラミングをパートタイムで教え始め、同時に執筆活動を開始した。2001年に『海の覇者トマス・キッド』シリーズ第1作『風雲の出帆』でデビュー後、たちまちのうちにベストセラー作家の仲間入りを果たす。現在は妻のキャシーとデヴォン州アイビーブリッジに在住
大森洋子[オオモリヨウコ]
横浜市立大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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