内容説明
ベローヌ号との激戦を生き延びたオーブリーは、待望の指揮艦ポリクレスト号を与えられた。それは独特の形状をしたスループ艦で、マチュリンを軍医に迎え、馴染みの部下を集めた彼は、宿敵ベローヌ号を下し、フランス艦を拿捕する。その戦功で彼は、遂に勅任艦長となり、新たな指揮艦ライブリー号を駆って、参戦したスペイン軍と闘う！ホーンブロワー、ボライソーの両シリーズに比肩する話題の帆船小説シリーズ第二弾。
著者等紹介
オブライアン，パトリック［オブライアン，パトリック］［Ｏ’Ｂｒｉａｎ，Ｐａｔｒｉｃｋ］
本名パトリック・ラス。１９１４年、アイルランドに生まれ、その後イングランド、フランスと移り住む。３０年から作品を発表するが、オブライアン名義では５２年のＴｅｓｔｉｍｏｎｉｅｓが最初となる。その後７０年に『新鋭艦長、戦乱の海へ』で『英国海軍の雄ジャック・オーブリー』シリーズの執筆を開始し、全２０巻で完結させた。このシリーズ以外にも、伝記などを執筆し、小説家、伝記作家として知られる。２０００年没
高沢次郎［タカザワジロウ］
１９４６年生まれ。１９６９年東京外国語大学英米語学科卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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nightbird
3
下巻でオーブリーとマチュリンの恋愛関連のごたごたに一応の決着。ダイアナさんは現代だったらイーロンマスクと付き合ってそうなタイプでオーブリーにもマチュリンにも絶対合わんやろと思っていたのでまあ納得。でも不実で自由で逞しい彼女のことを大きな欠点も魅力もある人間として描いてて、ただの浅はかな悪い女みたいな単純な描き方をしてないのが面白い。このシリーズ女性の出番は少ないけど、女性キャラが意外に魅力的。典型的なおとなしい美人のご令嬢のようで意外と面白いこと言うソフィーも可愛いよ。2022/07/31
スー
0
借金や上司、女性、クルー、友人あらゆる事が上手く行かず頭を抱え悩み苦しむジャックだったが、後半は大半が好転しソフィーの思いも確認できて良い状態になった。これからも楽しみだ。2015/06/14
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- 和書
- 傭兵剣士 現代教養文庫
