ハヤカワ文庫
新鋭艦長、戦乱の海へ〈下〉―英国海軍の雄ジャック・オーブリー

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 367p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150410261
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

艦長の仕事にも慣れ、幸運にも恵まれてオーブリーは地中海で敵艦船を次々と拿捕し、勇名を轟かす。一方、損害を受けたスペインは、ソフィー号を撃滅せんとフリゲート艦を出動させた。やがてオーブリーはその強力なフリゲート艦と砲火を交え、副官ディロンの活躍で拿捕に成功するが…勇敢な艦長オーブリーと医者マチュリンの活躍を、二人の友情を絡めて描く帆船小説。ラッセル・クロウ主演、ピーター・ウィアー監督映画化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nightbird

3
目立ってたキャラでも「乱戦が終わったらこの人とこの人は死んでました」みたいな形で突然退場するし、最後の大きな戦いでは主人公コンビは事情があって参戦できず、陸の上でお弁当持って観戦してる。今の作家がやるような読者を引っ張るためのサスペンスや盛り上げるための定石やドラマを作るためのドラマで話を上げ下げするところがほとんどなくて、何もかも大らかにコトコト進んでいくのがかえって新鮮。そしてこれが意外と気持ちいい。続きも読もうかな。2021/06/13

さつきばれ

3
内容はおもしろいと思うのに、う~ん、やっぱり非常にわかりづらい。なので流し読みです。 このシリーズやホーンブロワー等、他の帆船小説を今風の作家さんや訳者さんに書いてもらいたいなぁ。2018/01/08

とらやん

2
ボライソーシリーズは、全編に漂うメランコリー感が好きだったけど、このオーブリーシリーズは、主人公と船医の友情を軸に繰り広げられる正統な帆船物ですね。より冒険物っぽいです。2023/09/12

連雀

2
シリーズ冒頭で著者が述べているように、ここで起きていることは全て実際に英国海軍が海洋で遭遇し、記録し報告した様々な事例に即しているのでしょうね。でなければ、時に理不尽としか思えないような様々な出来事を次々と紡ぎ出すことは不可能だと思います。思いがけない幸運と同時に人知を超えた理不尽が同時に存在する緊張感に目が離せません!面白い!!2023/06/01

Abercrombie

1
△ 他シリーズに比べると地味なストーリーだった。主人公の指揮艦が小型っていうのもあるだろうけど派手な海戦描写は1ヶ所だけ。@は逃げられたり、こっちが必死に逃げたり。4,5巻あたりからは戦闘も面白くなるようなのでそれまで我慢かな。当時の風俗や艦内生活等は細かく書き込まれている。2016/06/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1294
  • ご注意事項