ハヤカワ文庫<br> 冒険・スパイ小説ハンドブック

ハヤカワ文庫
冒険・スパイ小説ハンドブック

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  • サイズ 文庫判/ページ数 623p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150406745
  • NDC分類 901.3
  • Cコード C0195

内容説明

冒険小説、スパイ小説の面白さはどこにあるのか。数ある作品のなかで何を読めばよいか。そんな疑問に、この本が明快に答えます。読者が選んだジャンル別ベストの発表と120点の作品解説、代表的な海外の作家27人についての作家論、エッセイ、作品と歴史的事件の関係をまとめた年表など…。海外の冒険小説、スパイ小説をより深く、より楽しく読むための価値あるガイドブック。1500余点を収録した邦訳作品リストを付す。

目次

あなたが選ぶ冒険・スパイ小説ジャンル別ベスト(冒険小説;海洋冒険小説;スパイ小説;謀略・情報小説;古典を訪ねて;総合ベスト100一覧;好きな主人公;好きな脇役)
座談会「いまの読者の傾向を探る」(井家上隆幸;北上次郎;長谷部史親)
エッセイ「素晴らしき世界への想い」
永遠の名勝負
小説を彩るもうひとつの主人公
作家論「冒険・スパイ小説の旗主たち」
冒険・スパイ小説を読む事典
「作品と歴史的事件」関連大年表
主要邦訳作品リスト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェルナーの日記

90
ヒギンズやフォーサイス・フランシス・クランシー・ル=カレ等いったアクション・サスペンス・スリラーに類するジャンルをベスト30として紹介した1冊。個人的にこのジャンルは何故か、触手を伸ばすことを躊躇ってしまう傾向にあるようだ。何を基準に読めばよいのか皆目見当がつかないので本書を手にした。本書を読んで思ったことは、海洋冒険小説(現在では死語ともいえる言葉)、例えば『宝島』のような作品に魅力を感じた。この辺りから手掛けようと思うのだが、他に読みたい本が山積みであり、優先順位をどうするかが、とても悩ましい。2016/06/25

k5

71
言っておきますが!これ、高校生のわたしの脳を支配していた旧版なのです。92年の初版当初でも、「ソ連崩壊してもう冒険の要素なくね?」という雰囲気は漂っていますが、しかし記述のなんと魅力的なことよ。作品、作家論はもちろん、銃やメカの解説まで愛に満ちていて、次々に読みたくなります。(ほとんど絶版だけど)。書き手も、ジェフリー・アーチャーを若竹七海さんが書いていたり、色々発見があります。全編に漂うケン・フォレット ディスだけはセンスないな、と思うわけですが。2021/07/15

ペグ

56
ハンター「魔弾」読了後、又々冒険物に火がつき、本棚から。中身が充実、濃くて面白い。特に永遠の名脇役(ジャッカル対ルベル警視)や、懐かし内藤陳さんのエッセイ^o^特に高村薫さんの「ある小説が冒険小説になるかならないかは、その小説が持つ情緒の振幅の大きさの問題だろう」との一説に大きく頷く。1992年発行は「ミステリハンドブック」の1年後、早川さんに感心と感謝です。2017/05/13

i-miya

47
2014.02.06(01/22)(つづき)早川書房編集部編。 (年代別事件一覧、つづき) +1952、エジプト革命。 +1952、東独国防軍創設。 +1953、アイゼンハワー大統領就任。 +1953、マッカーシー≪赤狩り≫。 +1953、スターリン死亡、フルシチョフ第一書記就任。 +1953、ソ連原爆スパイ、ローゼンバーグ夫妻ら死刑。 +1953、朝鮮休戦。 +1953、東ベルリン、東欧諸国で反ソ暴動→⑤イアン・フレミング、『ロシアから愛をこめて』。 +1953、ベリア、銃殺。  2014/02/06

i-miya

46
2013.11.22(11/20)(再読)早川書房編集部編著。 11/20 ◎「作品と歴史的事件」関連大年表=井家上隆幸。 1933、ヒトラー首相となり、独裁権獲得―ナチス唯一の政党となる/国際連盟脱退=レン・デイトン『ヴィンター家の兄弟』。 1933、ゲシュタポ創設。 1933、日本、国際連盟脱退。 1933、ドイツ全土でユダヤ人迫害始まる。 1933、ソ連共産党、スターリン大粛清。 1934、フランスでファシズム煽動デモ。 1936、日本で2.26事件=ロバート・L・ダンカン『チャイナ・ドーン』。  2013/11/22

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