内容説明
医師ヴィクター・フランクは、代理母が自分の次男を出産するさまを不安に駆られて見守っていた。生まれたのは美しい赤ん坊で、妻マーシャにもひた隠しにした恐ろしい秘密を抱えていたヴィクターは胸をなでおろした。10年後、次男VJは早熟な天才児に成長していた。だが、長男と乳母はあいついで肝臓癌で死亡しており、乳母はなぜか死の直前にVJを「悪魔の子、人殺し」と罵っていた。そして児童精神科医であるマーシャは、わが子VJに何か異常なものを感じはじめていた…。バイオテクノロジーをテーマに第一人者が放つ、最新医学スリラー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kazu
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こんな天才児がいたら 確かに怖い。 でも、少しでもこんな天才児に、近付きたいとも思う。 天才児ばかりになったら、競争社会がなくなる? どこで競争するのか? 容姿も、頭脳も‥。 残るは性格か? どこを見ても、容姿端麗、頭脳明晰、性格も素晴らしい。では、生涯独身者が増え 人類も滅びてしまうのか?2017/11/05
チヨウ
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人は科学の発展に加担するなら、その結果に道徳的責任も負わなければ、社会を無視したものが出来上がっていく。 研究者の父と精神医学者の母、倫理を損なった実験の産物としての息子という三角関係で物語が進むわけで、人が科学の有用性だけを追求した時にどんな人格破綻が予想されるのか、バイオテクノロジーの研究者が書いた生命倫理を主題としたSF。2016/10/08
おだまん
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再読。2011/06/29
クラスタン
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ページ数がかなりありますが、内容はそんなに無いような・・・。う~ん、話は微妙でした。特に盛り上がりもなく読み終わったかんじです。2010/01/26
のちおちゃん
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☆☆☆★2000/01/06