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ハヤカワ文庫
レッド・ドラゴン〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 313p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150405557
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

詩人・画家であるウィリアムス・ブレイク描くところの〈大いなる赤き竜〉。その姿に自らをなぞらえて、恵まれぬ運命に復讐するかのように冷酵な殺人をくりかえす男、ダラハイド。新聞記者を生贄にし、不敵な挑戦状を叩きつける彼に、グレアムら捜査側は、なす術もなく翻弄される。だが、一人の盲目の女性との出会いを契機に、ダラハイドの自我は二つに分裂しはじめた!はたしてグレアムは次の満月が昇るまでにダラハイドを阻止し、第三の惨劇を防ぐことができるか?鬼才が人間心理の深淵に潜む怖るべきものを垣間見せる戦慄のサスペンス大作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

106
このシリーズは、レクター博士がいてこそ盛り上がるのだと思う。後半は、ダラハイドの物語が中心で、彼の過去は怪物を生み出すほどのものでもなく、最後の展開も予想通りか。予想できなかったのは、グレアムの心理だ。上巻でのキレはどこにいったのだろう。推理というより直観に頼るあたりに矛盾も感じる。2016/04/22

積読亭くま吉(●´(エ)`●)

72
★4・上巻レビューより続く・初めて読んだ時は面白くて、三部作夢中で読んだ。当時、私はまだ若く体力は有ったが、経験値の低さから想像力は今程には無かったのだろう。(経験値はさほど上がっても居ないけれど)今回は、あまりにハードで辛かった。追われる恐ろしさ以上に、残酷に弄ばれる各々の心の疲弊と摩耗に共感してしまい、すっかり疲れはてた。当面トマスハリスは読みたくない。が…こんな作家は、なかなか居ない。素晴らしい作家で、作品だと思う(涙目)四半世紀の時を超えて再読してみて、やっぱ再読は面白い!って心から思う。2015/09/27

はらぺこ

38
外国人の言い回しは自分には難しい。もしかしたら、先に映画を観とった方が良かったんかなぁ。2015/09/08

山下哲実

10
長い間、積読本であったが只今読了! 『羊たちの沈黙』と比べるとパンチが 足りないがまあまあ面白かったです。2022/12/24

がんもどき

9
大量殺人犯のダラハイドがゆがんだもう一つの性格「赤き竜」に逆らえなくなり、最後には身代わりの死体を用意して死んだ振りなどものの、行動が支離滅裂になってくる。全体に80年代のテレビのロードショーでやっていそうなB級感があるなあ。レクター博士がいなくてもいいような話でもある。文章がおじいちゃんの言いそうな感じで、調べたら翻訳者が110年以上前生まれの人だった。トマス・ハリスもそこまで面白い作家ではないなとも思った本。2022/12/29

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