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ハヤカワ文庫
レツド・ドラゴン〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150405540
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

6月と7月の満月の夜に連続して起きた一家惨殺事件は、全米を恐怖の底に叩き込んだ。10人の残酷な方法で殺されたうえ、遺体の状況は現場で不気味な死の儀式が行われたことを示していたのだ。FBIは、かつての異常殺人の捜査で目ざましい業績をあげたグレアムを現場に呼び戻す。グレアムは犯人の心理に自分を同化させる独特の方法で、次の満月までに犯人を捕えるべく、捜査を開始。だが新聞の報道でグレアムの存在を知った犯人が、ひそかに彼をつけ狙いはじめた!冷酷な殺人鬼とグレアムの人知を尽くした対決を描く傑作サイコ・サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

114
FBI関連の心理学者がサイコバスの犯人を追ううちに、自らがその標的となる…。よくある設定だが、その中でも飛び抜けて読み応えがあるのが、被害者家族の生きているときの様子を徐々に読者に見せていくからだろうか。レッドドラゴンは、レクター博士の何番目の作品だったかな。下巻にも期待。映画でのシリーズ最後はあまりに陳腐に思えたのだが。2016/04/22

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

77
満月の夜に連続して起きた惨殺事件。10人は残酷な方法で殺され、現場で不気味な死の儀式が行われたことを示していた。FBI捜査官のグレアムは犯人の心理に自分を同化させる方法で捜査を開始する・・・・。トマスハリスと言えば「羊たちの沈黙」であるが、あのハンニバル、レクター博士が最初に登場したのはこの作品。読んでいると背筋が凍るような殺人事件。ホラーテイストのミステリー。★★★

積読亭くま吉(●´(エ)`●)

73
再読★4喉がひりつき息が出来ない逃げ出したくてどんなに走っても走って前に進めない。悪い夢に追いかけられるようなラストシーン。圧倒的な臨場感は、物語の序盤に怠惰と思える程遠まわしに積み重ねられた捜査官グレアムとレクター博士のおぞましい因縁に裏打ちされ、レッドドラゴンの倦んだ生立ちがその物語の起爆剤となる…。この夏ドラマ・ハンニバルに夢中だった。グロテスクで優雅極まりない映像に目を背けながらも、作品の美しさに惹きつけられた。酔いから醒めたく無くて再読をして、打ちのめされた。小説の方が、よっぽどリアルだった…2015/09/27

はらぺこ

38
表紙の折り返しに登場人物の名前が書いてあるけど、これ以外にも登場人物がおるから結構意味が無い。イチイチ確認すんのが面倒臭くなったので誰が誰やら分からんまま読み進めたら結構大丈夫やった。 これは上巻やから効果的に思える作戦でも失敗する事を予想してしまう。なので上下巻の本はテンションの上げ下げが難しい。2015/09/06

シ也

27
おそらく世界一有名なシリアルキラーであろうハンニバル・レクターのデビュー作品。満月の日に頻発した一家惨殺事件。一線を退いたグレアムは捜査に引き戻され、レクターからレクチャーを受ける... という物で、病んでる感じのグレアムが見てて怖い。レクターと真逆だからこそ、レクターはグレアムに拘るのだろうか。にしてもラストの記者の焼殺シーンはえぐい。犯人がついに本気出してきたって事ですな。にしても日本語訳作品だからなのかちと読みにくい。2015/09/21

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