内容説明
村はずれの呪われた土地で、長年住む人もなく、朽ちはてている石造りの屋敷ウィンターレスト。この屋敷に“よそ者”の買い手が現われてから、村では不思議なことがつぎつぎに起こりはじめた。人びとは幻の嵐や大地震や火事に戸惑い、若い女性は異常な妊娠におびえる。そんなある日、ウィンターレストから村の住民たちにティー・パーティの招待状が届けられ、地獄の家は恐怖の口を開けるのだった！―アメリカ・モダンホラーの第一人者がおくる戦慄のホラー長篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yu。
21
人を呑むという、決して触れてはならない土地に建つ家に謎の買い手が現れる事から周りの住民達に災厄が訪れる土俗ホラー。。呪われた土地系の話は主人公のみに焦点が当てられがちで肝心の土地や近隣住民の扱いがおざなりになってしまい結果薄っぺらになってしまうのが多いのですが、本作は主人公を引っ括めた忌み地周辺に住む者達の様々な人間模様が覗けた上での、なので土地モノの怖さを腹一杯堪能できる“アタリ”作品。2016/11/25
hika
3
呪われた土地、呪われた屋敷。それっぽい感じが積み重なりそれっぽく終わっていく。積み重ねられることが好みなら悪くない。いろいろと物理っぽいのは、ご愛敬かな2017/10/30
