ハヤカワ文庫<br> Boy’s Surface

個数:
電子版価格
¥682
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

ハヤカワ文庫
Boy’s Surface

  • 円城 塔【著】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 早川書房(2011/01発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 12pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 21時21分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150310202
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

とある数学者の初恋を“9つの数字の2つ組”で描く表題作ほか、忽然と消息を絶った防衛戦の英雄と、言語生成アルゴリズムについての思索「Goldberg Invariant」、読者のなかに書き出し、読者から読み出す恋愛小説機関「Your Heads Only」、異なる時間軸の交点に存在する仮想世界で展開される超遠距離恋愛を活写する「Gernsback Intersection」の4篇を収めた数理的恋愛小説集。著者自身の書き下ろし“解説”を新規収録。

著者等紹介

円城塔[エンジョウトウ]
1972年、北海道生まれ。2007年、「オブ・ザ・ベースボール」で第104回文學界新人賞受賞、第137回芥川賞候補。同年、『Self‐Reference ENGINE』(ハヤカワ文庫JA)で長篇デビュー。2010年、『鳥有此譚』(講談社)で野間文芸新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっとる◎

41
円城塔を読むと頭は疲れるが精神は少し落ち着く(笑)。完璧な恋愛小説。そう書いたそこには確かに紛れもなく「完璧な恋愛小説」、がある。他者に見られることで変換に変換を重ねる私という存在。地平が定められ沈んでいるらしきが重さとなり、浮かんでいるらしきが軽さとなる。太初に言ありき。これに拠らぬものはないということ。全てを充足する楽園が全てを充足するが故に地獄に似ること。他人の痛みは私のじゃないからその痛みは何とも取り換え得ること。当たり前だけど虚ろなそれらを数学的な方程式とか法則やらの世界に展開できるってすごい。2018/02/12

絹恵

28
定性検査の陰性と陽性のような明確な答えを好むのに対して、対話においては真正面に投げ込んだり投げ込まれたりすることを苦手とする彼らの愛しい理詰めの恋愛論でした。全ては照れ隠しであり、その照れ隠しを隠すために、彼らの専門分野で告げる純情な想いだと思いました。でもたまには感情論で幸福論を唱えてみなよ。2014/06/03

まめこ

24
★★★☆☆土斑猫、槍形吸虫すごいなぁ…恋愛小説を読んでまさか寄生虫についての感想を残すことになるとは。難解じゃなければ円城作品にあらず。しかし、これが恋愛小説ならば取説やお経さえ恋愛小説といっても許されるんじゃなかろうか。それくらい理解の及ばない次元で繰り広げられる出会いと別れなのに、なぜか切なく甘酸っぱい読後感。便器に嵌まり込みたい願望なんかあるかい!熱出そう(笑)。2023/03/08

ももかさん

21
なんとか読みました~。ただホント読んだだけ。全く意味が分からない!これを好きだといって貸してくれた同僚はどういう考えなのだろう。頭がいいのは間違いないが。全く理解できないので読むというのは苦行でした。本の冒頭、レフラー球ってどういうものなのかと思ってググったら……。え~!この本は何だろうかと理解不能に陥りました。数理的恋愛小説って書いてあるが、恋愛小説?う~ん。頭のいい人には面白いのかな。お薦めできません!2016/07/05

サイバーパンツ

20
レムの捜査とかもそうだけど、小説の面白さに理解なんて必要ない。いや、むしろ全然分からない方が面白いのでは?と感じる作品だった。登場人物が概念だったり、読者まで物語構造に組み込まれたりと、本当カオスで意味不明なんだけど、面白いと感じる。それは多分、本書が読者の「想像力」という無限に広がる原稿用紙に書き綴られる物語だからだろう。理解できないからこそ「想像力」が刺激されるのだ。未読の人にもこの「想像力」の上で遊ばれる快感を是非味わって欲しい。2016/03/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1989711
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。