内容説明
巡礼団全滅という惨事は、ヨナにとって信仰を揺るがすほどの大きな出来事だった。しかしヨナは、任務を続行することにし、スカールら騎馬の民に守られながらヤガを目指す。実はスカールも、戦うミロク教徒の出現に危機感を抱いてヤガ潜入を画策しており、それに際してヨナの力を借りる代わりに彼の護衛を申し出たのだった。一方、イシュトヴァーンは、カメロンの苦悩などおかまいなしに、勝手にパロへと出立してしまった。
著者等紹介
栗本薫[クリモトカオル]
別名に中島梓。東京生まれ。早稲田大学文学部卒。77年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。78年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
176
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全180巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝126巻(153/180)、全体の85%まで来ました。本巻は、リンダ&イシュトヴァーン、複雑な女心の巻です🐆 著者の体調は小康状態でした。続いて正伝127巻へ2022/11/09
nonたん
28
くぅう!♪リンダリンダ~~リンダリンダリンダ~~リンダリンダ~~リンダリンダリンダ~~♪バカチンの特攻を受けた!揺れる~~想い~体中感じて~♪歌がめまぐるしく変わっていく♪ダメよダメよも好きのウチ♪まぁ好きなんだよ本当のところ。立場が変わればねぇ…♪さて、お子さま問題出まして終わり。どうしますかね。2013/11/04
瀧ながれ
26
イシュトヴァーン、リンダへの求婚(など)のため、パロにアポなし訪問、滞在費は持ってきたよ!の巻。イシュトヴァーンの口車にこっちまで説得されかけ、論旨は整ってるのになんでこんなにハラたつのかとしばらく考えてみて気づきました。イシュトヴァーンは「俺」のことしか見えてない。「俺は知らなかった」「俺はそんなつもりじゃなかった」「俺は反省している」、だから、パロの人の気持ちを推し量る必要はないと? ちょっと褒められたくらいで、うっかりほだされてぐらぐらしてんじゃありませんよ、リンダ女王。2016/11/19
きらら@SR道東民
25
大好きなリンダ、リンダとイシュトが一緒になってくれるのが私の望みですが、今のイシュトはあの蜃気楼の草原のイシュトじゃないのが悲しい。あの頃のグイン・シリーズから、何と長い月日が経ったのだろう・・・あの頃は、まさかこんな結果になろうとは・・・。2016/06/06
Toshy
25
リンダのつぶやきに終始した一冊でした。イシュトバーンは。。もういいや(笑)2014/08/10