内容説明
死人の軍勢を追撃するイシュトヴァーンのゴーラ軍は、竜頭の怪物兵に遭遇し、思わぬ闘いになる。いっぽうグインが率いる軍勢は、ゴーラ軍の近くをかすめるように進軍し、妖気漂う街、シュクへ到着。グインはレムスと会見し、ヤンダル・ゾッグはナリスの命を盾にグインを恫喝しようとする。しかしグインは逆に、ヤンダルの魔宮、クリスタル・パレスへ入ることを希望する。彼の帰還を阻むであろう魔性の存在を知りながら。
著者等紹介
栗本薫［クリモトカオル］
別名に中島梓。東京生まれ。早稲田大学文学部卒。７７年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。７８年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。小説作品は、ミステリ、ＳＦ、時代小説、耽美小説と多岐にわたる。ライフワークともいうべき一大長篇ロマン「グイン・サーガ」は、全１００巻を目指して早川書房より刊行中（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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starbro
155
★超大作（公式表現：未曾有の大河ロマン）『グイン・サーガ』シリーズ全179巻完読プロジェクト（ギネスに挑戦！） https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝82巻（102/179）です。今巻は、グイン、クリスタルパレス突入＆リンダ救出の巻でした🐆 続いて、正伝83巻へ。2022/08/13
nonたん
34
餓鬼だな、小僧！レムスくんアウト！グインに見限られた～。あぁ、リンダ・アルディナ・ジェイナ！！目覚めた瞬間から全開だ。いいなぁ。王女様って感じが素晴らしい！そして…古代くん！じゃなく…古代機械動く！！とうとう～～♪グインサーガ激しく動きました。アドリアン君を助けてあげよー！2012/07/27
瀧ながれ
27
レムスの案内で、単独パロの王宮に入るグイン。生まれてふたつきにして十歳ほどに成長したアモン王子と対面したあと、地下の古代機械へと導かれる。パロの王でありながらレムスはそばに近づくこともできない古代機械、しかしグインはなかに入ることができた（リア大臣がキタイに操られていたことが確定。双子はキタイに送られるはずだった）。そのあとヤンダルの術によって眠らされているリンダの部屋に入ると、リンダは目覚め、グインの力を借りて、スニとアドリアンを連れて王宮を脱出しようとする。だが、アドリアンは残してくるほかなかった。2016/01/19
コロチャイ
23
また一つグインの秘密が解き明かされた1巻であった。序盤ではレムスとクリスタルパレスでの問答。諭すグインと助言を求めるレムス。人間的な視線でレムスを諭すが、レムスは餓鬼であった。グインの冷たい面をさらけ出したストーリーでもある。そしてリンダとの再会。守護神グインがヤヌスの塔で軌跡を演じたのである。ああノスフェラスの再現か、ストーリーは加速化された。2024/02/18
Toshy
22
後半部分の脱出劇は臨場感あふれる描写でグイグイ読んでしまいました。これで一気に全面戦争に突入するのでしょうか？次巻が楽しみです。2014/01/21
