ハヤカワ文庫<br> ちほう・の・じだい

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ハヤカワ文庫
ちほう・の・じだい

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  • サイズ 文庫判/ページ数 364p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150305871
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

いったいなにが起こったというのだろう。まわりの人々の目から正気の輝きが急速に消えていく。精神の退行現象が起こっているようだ。テレビ、ラジオも沈黙したままなにも語らなくなった。町から人の気配が消え、静寂があたりを覆いつくしている。ほかに正気を保っている人は残っているのだろうか…書き下しの表題作をはじめ、しんみり、ほのぼのから、ハチャメチャ、ドタバタまでヴァラエティに富んだ作品11篇を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シュエパイ

5
おお、こっちにもあばれぐいのご主人が顔を出している!フィリッピン関係の話題は、いつの間にか仕事をするうちに普通に共通認識がモテるくらいの知識がついたなー。初めて読んでから、随分と時間が立ったんだなー。ブンガククエストと冷蔵庫がお気に入りな感じ。あでも主題作の怖い感じも好きですよ!そして、一番よかったのは”偶然”のお話!あぁ、ドゥームとかフェートとかがもたらす偶然って、一体どんな感じになっていたんだろうなぁ2016/03/19

satsuki

2
「世にも奇妙な物語」のような短編集…と思ったら、まさに「世にも奇妙な物語」の原作があってニヤリとした。『絶唱の瞬間(カラオケ・オブ・デス)』。時代を感じる話が多い。2015/10/02

morisoba

2
短編集。表題作はかなり衝撃的で印象に残ったが、それ以外は……うーん、どうもいまいち。あらすじで「ハチャメチャ、ドタバタ」と表されるものはいわゆるバカ系というか、ゆるーいSFって感じでした。タナカ氏が出てきたのには参ったな。2014/08/19

DK

2
共通するのはSF的要素を主としたちょっとだけ不思議な設定だけで、シリアスあり、コメディあり、下ネタあり、冒険あり、悲しい恋の物語あり、お馴染みのタイム・トラベルありと多彩な味を楽しめる短編集。壮大な物語の中のプロローグや断片とも思えてしまう作品もあり、惜しげもなく短編にしてしまう気前の良さが勿体無いくらいで、それ故に想像の余地の大きさと余韻に酔うことができた。アホらしさが堪らない「絶唱の瞬間」とアイデアが光る「"偶然"養殖業」。2010/04/17

うれしの

1
解説にあるとおり、“もてなしのよい”短編集。品数の豊富さにお腹いっぱいになりますが。やはり表題作の穏やかな不気味さが印象的。2015/05/10

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