内容説明
「モンゴール軍・クム軍二万が、ケイロニア軍より三モータッドのラインに到着しだい、時をうつさずエルザイムの砦に総攻撃をかける」グインはついに決断を下した。誘拐されたシルヴィア皇女を救出するためには、目の前に立ちはだかるエルザイム城砦を、完膚なきまでに叩きつぶさねばならない。焦燥を内に秘めて、豹頭の戦士は黒竜騎士団精鋭の先頭に立った。シルヴィア姫の行方は?今ふたたび運命の変革の時が迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
161
★超大作(公式表現:未曾有の大河ロマン)『グイン・サーガ』シリーズ全178巻完読プロジェクト(ギネスに挑戦!) https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11805473?sort=book_count&order=desc 今回は、正伝第43巻(53/178)です。 本巻はグイン×イシュトヴァーン共闘&圧勝の巻でした🐆 続いて、正伝第44巻へ。2022/05/25
nonたん
43
ありゃりゃ…具印様、放心状態…。ダリウスもと大公にマンマとしてやられた感が流れてる…。あぅぅ我が儘姫は、いったい何処へ〜。それにしても、グイン・イシュトの三国連合軍は、めっちゃ強いんちゃいますか〜このまま仲良しではいられないんだろうな…。そんで、マリウスのダメっぷりは…捕まっとんのかい!おまいわ〜!はぁぁ情けないやつ…。2011/02/26
いおむ
23
面白かった~!前半イシュトヴァーンがかつての彼らしさを取り戻したようにグインと行動し、共同戦線を張って味方として戦う。またラストのダリウスの悦に入った悪党っぷりが何とも凄い!さて次巻。2019/03/17
きらら@SR道東民
21
さすがのグインも心ここにあらず・・・エルザイム戦もほっぽりだして、単身で姫を捜し出したい思いを必死に堪えている。ダリウスの陰謀も結局はグインへの復讐とは、かえす言葉のないグインがもどかしい。本来のイシュトをちらっと見れたのは良かったですが、マリウスは・・・はぁ~また捕まっているのね・・・。 2012/06/10
瀧ながれ
20
既刊で孤独で哀れな老ゴーラ皇帝を好ましく思ったので、今回のパルヴィナの描写は、腹がたつやら切ないやら。ラストのダリウスの長セリフは、彼の最期にして最大の見せ場だったけど、そんなもんで同情しないよ…。イシュトヴァーンは、グインの用兵に学ぶところが多かった様子。グイン父と息子イシュトのようであった。2015/01/29