ハヤカワ文庫<br> レダ〈2〉

ハヤカワ文庫
レダ〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 321p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150302719
  • NDC分類 913.6

内容説明

理想社会のシティ・システムは完全で、市民にとってそこは真の楽園であるはずだった。しかしレダとアウラとの出会いは、少年イヴを確実に新たな地平へと導いてゆく―。自分にふりかかる嫉妬、憎悪、そして愛を体験していくうちに、イヴはシティ・システムそのものが抱える問題に直面するのだった。「ぼくが愛していたのはまぼろしのシティに住む、実体のない物語の人びと…」レダ、アウラ、そしてイヴをとりまく状況は、さまざまな人々を巻き込んで、少しずつその矛盾を露出し始めるのだったが…。栗本薫がおくる未来SF大作、第二巻!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tanaka9999

7
1988年発行、早川書房の文庫本。第2巻だが、ちょっと疲れる。ファンの死は作者の初期作品としてはよくあるパターンかな。予想できたかもしれないが、ちょっと隙をつかれた。現実の社会を基にしない、完全架空の未来世界というのは難しいのか、チト想像の外。なんかそうはならないんじゃないかと気になる。「レダ、レダ、だレダ」と軽く読めるものではないなぁ(二度目)2021/07/02

NOB

1
作中の未来における社交術ーカンバセーションが実は他人とのコミュニケーションとはなんの関わりもないという記述を読んで酷くふに落ちたのを覚えている。 表面上の付き合い以上を望むことは既に求められていない希薄な関係性を基盤としてデザインされた社会。30年以上前の本だが、今読んでも面白い。2017/04/20

☆CHIKO

1
設定が「地球へ・・・」と重なりました。SFの王道でしょうか?(笑)どちらも素晴らしい作品です。2010/02/04

春風

1
「それはオリジナルである必要もないし、オリジナルだからといって、あるいはそうでないからといって価値がかわることもないでしょう」栗本作品を語るまさに至言。2009/07/20

Anne

0
久しぶりにふと思い出し読みたくなった、未来の地球のお話。栗本薫のSF作品です。

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