ハヤカワ文庫<br> …絶句〈下〉

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ハヤカワ文庫
…絶句〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 430p
  • 商品コード 9784150302382
  • NDC分類 913.6

内容説明

あたし=新井素子の小説のキャラクターたちが現実世界に実体化して以来、彼女の周りは事件の連続。家は全焼、誘拐され、宇宙人を名乗るおじさんに命を狙われ…そして、人間に虐げられた動物に同情したキャラクターたちは、動物革命を始めてしまう。都心に向う猫にライオンにカラスにごきぶりなど動物たちの大行進。それだけでも充分うっとうしいのに、冷酷無情な異星人が登場して彼女を消そうとする。新井素子のインナー・スペースの流出がすべての混乱の原因らしいのだが…いたいけな少女が偶然引き起こした絶句すべき大事件のゆくえは!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いっちゃん

10
昔読んでなんか懐かしかったから再読。全く覚えていない上に、やっぱり好きではなかった。2017/02/07

おはなし会 芽ぶっく 

9
蔵書 小学生に星へ行く船シリーズを紹介したら、懐かしくて読み返しました。上下巻。2020/10/18

タケシ

8
新井素子作品の代表作であり、恐らくは最高傑作。上巻の感想にも書きましたけど、やっぱりイラストは吾妻ひでおですよね。「異質なもの」を「いーさん」と呼んじゃうあたり、最高です。二人称が「お宅」なのも時代を感じますね。動物による革命は、本筋から言えば無くても良かったけれど、あるからこそライオンとの会話に深みが増したのだと思います。こすもすとあもーるが消えちゃつたのは残念(美弥達の方が先に消えそうですけど)。うむ、これでしばらく新井素子作品は読まなくても良いかな、と思える位には満足しました。2017/04/29

CCC

5
妄想だけでどこまでいけるのか。その答えの一つがこれか。後書きは後日談、というか続編のプロット垂れ流し。作者の欲望、願望、肯定感を吸い取りながら、どこまで広がる素子ワールド。2013/12/25

仲本テンカ

3
理屈を飛び越えた、パワフルなSFでした。細かいアラはあった。時代の古さも感じた。それなのに面白かった。なんだか新井素子、私にとって新境地です。とにもかくにもパワーが凄かった。パワーが。2013/07/10

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