ハヤカワ文庫
空の都の神々は

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 573p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150205379
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

遠い昔、光の神イテンパスと闇の神ナハド、黄昏の女神エネファが戦った。激戦のすえ勝者となったイテンパスは、僕たるアラメリ家の人々を通じ、空中都市スカイから世界を統べはじめた―そして現在、辺境の小国の首長イェイナは世継ぎ候補としてスカイへ招かれた。胸に秘めた復讐のため命がけの後継者争いに身を投じた彼女は、奴隷として使役される神々に出会う…。名だたる賞に輝く、遠大な時空を疾る人と神々の物語。

著者等紹介

ジェミシン,N.K.[ジェミシン,N.K.][Jemisin,N.K.]
アメリカ、ニューヨーク市ブルックリン在住。2004年のデビュー以来、キャリア・カウンセラーとして勤務するかたわら多数の思弁的短篇小説をSFや主流文学の雑誌に発表しつづけている。2010年には短篇“Non‐Zero Probabilities”でヒューゴー賞、ネビュラ賞にダブルノミネートされた。長篇デビュー作となる『空の都の神々は』は2010年3月に刊行されローカス賞を受賞、ヒューゴー賞、ネビュラ賞候補となり、世界幻想文学大賞にノミネートされた

佐田千織[サダチオリ]
関西大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

miroku

18
神々の孤独という想像し得ないものを想像する著者。ラストの畳込みが見事。2013/05/21

なつみかん

7
とにかくページを最後まで繰っただけ!なんともこの世界には、ハマれなかったのです😭2019/05/08

どんまいシリル

7
お正月を無駄にしてしまった本。気づくと眠ってしまう。同じところをまた読んでしまう。物語の終わりは素晴らしいのでは…と期待したが、主人公をはじめ誰一人好きになれずに終わった。表紙がステキだったので「世界樹」も借りてきてしまったが、迷うところ。2017/01/03

斑入り山吹

7
これは素晴らしかった!この話に出てくる「神」を創造できた著者はすごい。愛と美だけでは話としては面白くない、そこに苦かったり辛かったりする成分を入れなければならない。その甘くない成分のオリジナリティや入れ加減がたまらない。とはいってもストーリーの骨組みがしっかりしているからこそ映える味わいなのだよ。読んでいて思い出したのは、ジーン・ウルフ『新しい太陽の書シリーズ』やサミュエル・R・ディレイニー『アインシュタイン交点』。ディレイニーもアフリカ系だそうで、つい類似を探すなぁ。ああ早く続きを読まなければ!2013/03/31

さとみん

7
ファンタジーは好きだけど、翻訳物はいまいち世界に入り込めないことが多く敬遠気味でしたが、これは珍しくすんなり読めました。なんといっても“神”の扱いが新鮮。そして語り口調なのも昔話を聞いているようで、実際にあったことと語り継がれていることの落差を想像して楽しみました。このタイトルと表紙と某紙の書評に感謝!2012/02/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4238064
  • ご注意事項