内容説明
18世紀初頭。イギリスとの戦いで劣勢に立たされたフランス国王ルイ14世が耳にしたのは、一瞬にしてロンドンを無にするという究極の科学兵器「ニュートンの大砲」の話。国王はただちにヴェルサイユに科学アカデミーを移し、敵国の天才科学者ニュートンの理論を応用した、この最終兵器の完成を目指すのだったが…。科学と魔術、そして錬金術が混在していた18世紀を舞台に描き出す、不気味で常識を超えた架空の時代絵巻。
著者等紹介
キイズ,J.グレゴリイ[キイズ,J.グレゴリイ][Keyes,J.Gregory]
1963年、米国ミシシッピ州生まれ。4歳の時に父親の仕事の都合により、アリゾナ州のナヴァホ族居留地に移り住む。ミシシッピ州立大学を卒業後、結婚し、ジョージア州アセンズにあるジョージア大学で人類学の修士号を取得。同大学で人類学の教鞭をとるかたわら執筆活動を続け、1996年『水の都の王女』(ハヤカワ文庫FT)でデビュー
金子司[カネコツカサ]
1969年生、1992年明治大学商学部商学科卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。