内容説明
自ら恐ろしい魔力を持つ聴罪師長であることを明かしたカーランと、そんな彼女を愛してしまった探求者リチャード。残酷な運命に絶望しながらも旅を再開したその直後、ふたりは森の中で不思議な少女と出会う。みすぼらしい服にぎざぎざの髪、人形とパンだけを大切そうに抱えた少女―彼女がダークン・ラールを倒すための重要な手がかりを握っているとも知らぬまま、ふたりは何とかこの無防備な少女を守ろうとするが…。
著者等紹介
グッドカインド,テリー[グッドカインド,テリー][Goodkind,Terry]
1949年アメリカ・ネブラスカ州オマハ生まれ。1969年に美術学校を卒業後、画家、家具製造者、工芸品の修復職人などの仕事を転々とする。処女作が1994年に出版されるや、ファンタジイ界に大旋風を巻き起こし、一躍人気作家となった
佐田千織[サダチオリ]
関西大学文学部卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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deltazulu
2
愛する人だからこそ結ばれないというのはなー。聴罪師の話は、とてもつらい。最後の箱をめぐって、すれ違うさまにじれじれしつつ、ようやくと思った矢先のディーナ様がひどかった。堕ちていくリチャードやばいわー、まじやばいわー。2011/04/24
そうげん(sougen)
1
死の運び手モルド・シスの拷問シーンをひさしぶりに読み返したけどやっぱり痛々しい。リチャードとカーランの関係は困難つづきだけど、リチャードは拷問を受けながらも、カーランを思う気持ちをより強くしていく印象。さて。次は第一部の最終分冊。いちおう一つの話にかたがつきます。2022/02/28
m
1
★★★★★2016/11/17
記憶喪失した男
1
すべてをぶち壊しにするかのような展開があったのはこの巻だっただろうか。
GAKU
1
表紙の子も活躍するが、やはりここはディーナ様でしょう。うーむ、まさかこんな展開が待っているとは思わなかったなあ。意外で驚いた。でも、おもしろい。2010/04/28