ハヤカワ文庫<br> 一角獣をさがせ!

ハヤカワ文庫
一角獣をさがせ!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 479p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150201456
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

うだつのあがらない私立探偵のマロリーは、大晦日の夜、ひとり寂しく酒を飲んでいた。すると緑色の妖精が出現して、盗まれた一角獣を探してほしいという。すべてはアルコールの幻覚症状かと思われたが、どうやら妖精はほんとうに目の前にいるらしい。現実の世界になんの未練もないマロリーは妖精に案内されて異次元のマンハッタンへと旅立つが…。ハードボイルド、ファンタジイ、RPGの要素がブレンドされた異色作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まるめろ

4
マンハッタンに暮らすうだつの上がらない私立探偵が、ユニコーンを探す小人の依頼を受けて別のマンハッタンへと踏み入る。ストーリーは常に動いていて飽きず、ファンタジーとしても探偵ものとしてもかなりの良作で、登場人物も魅力的。訳も読みやすいため、そこそこのボリュームも重く感じさせない。非常に面白かった。2020/03/28

shou

4
マンハッタンを舞台に妖精と探偵するハードボイルド×ファンタジー。個性的な妖精界の住人たちが作り上げる世界観、ダメ探偵が突然しゃっきりしてきて悪魔と渡り合うところが楽しい。2015/06/22

ワッピー

4
年末ごろになると読みたくなる本。今年はマンハッタンの地図を買ってきて、眺めながら読みました。レズニックの作風からするとやや力を抜いたものだと思いますが、ファンタジーの要素とマンハッタン探偵ものを組み合わせたお洒落な大晦日カウントダウンストーリーになっています。うらぶれた探偵マロリーがあちら側のマンハッタンに移ってから探偵の本領を発揮し、失われたユニコーンを追って次第にしゃっきりしていき、クライマックスではラスボスと一歩も退かず渡り合うかっこよさ。最初の道化ぶりはなんだったのでしょうか?2012/01/16

hroko

3
大晦日のハードボイルドなファンタジー、今年も再読しました。来年は、良いことあるといいな…2020/12/31

酔花

3
マンハッタンに拠点を構えるしがない一匹狼の探偵に舞い込んだ依頼。それは、迷子のユニコーンを探して欲しいという、もう一つのマンハッタンに住む妖精からのトンデモ案件だった! 最初は情けない探偵が、もう一つのマンハッタンで行動する内に、次第にハードボイルド風味が増していくのがべらぼうに愉しい。クライマックスでは、善とは何か、悪とは何かについて悪魔と真っ向から対決してみせる。痺れるね。お勧め。2016/01/10

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