内容説明
真世界のフィオナヴァールにほんの観行旅行のつもりでやって来た5人の学生。だがすべては、邪神モーグリムを封じ込める〈守りの石〉の番人にして予言者イザンヌの企みであり、彼女の目的は予言の力を持つ娘キンバリーに跡目を継がせることにあった。他の4人は単なる同行者だったのだ。ところが、それぞれ複雑な過去を持つ4人のこと真世界の空気に触れたとたん、彼らは各人各様の役目を背負うことになるのだが…。トールキンの『シルマリルの物語』の原稿整理・校訂を受け持った著者が、ケルト神話に材を取り、壮大な構想で描いた話題作。