ハヤカワ文庫SF<br> カエアンの聖衣 (新訳版)

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ハヤカワ文庫SF
カエアンの聖衣 (新訳版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150120597
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

奇才による大宇宙活劇SFの金字塔的作品。TVアニメ「キルラキル」の中島かずき解説

内容説明

服は人なり、という衣裳哲学を具現したカエアン製の衣裳は、敵対しているザイオード人らをも魅了し、高額で闇取引されていた。衣裳を満載したカエアンの宇宙船が難破したという情報をつかんだザイオードの密貿易業者の一団はその奪取に向かう。しかし、彼らが回収した衣裳には、想像を超える能力を秘めたスーツが含まれていた…後世のクリエイターに多くの影響を遺した英SF界の奇才による傑作の新訳版。星雲賞受賞作。

著者等紹介

ベイリー,バリントン・J.[ベイリー,バリントンJ.] [Bayley,Barrington J.]
1937年4月9日イギリス・バーミンガム生まれ。1954年、弱冠16歳で“Combat’s End”を雑誌に発表してデビュー。55年、兵役のため空軍に入隊するが、除隊後は専業作家となり、60年代にはマイクル・ムアコックが編集する“ニュー・ワールズ”誌を中心に短篇を発表。70年、第一長篇『スター・ウィルス』を刊行。日本でも、『カエアンの聖衣』、『禅“ゼン・ガン”銃』、『時間衝突』で星雲賞を三度受賞するなど、高い人気を博した

大森望[オオモリノゾミ]
1961年生、京都大学文学部卒、翻訳家・書評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

90
この本が元ネタになった『キルラキル』も『グレンガラン』も観てないのですがこの本はすこぶる面白いし、今も新しいと感じます。よくある自己中心的な寄生型異星生物かと思いきや、受動的に自分の望みを叶えつつも宿主とは唯一無二で対等関係を結んでいるという関係性はファーストコンタクトものでは珍しいのでは?そんなスーツのイメージとしてはシンビオート的なものでした。そして服飾物に依存して自我を無個性化していると思われがちなカエアン人自身の考えは人類文化学での「文化をどのような視点で見るかのギャップ」が現れていて興味深い。2016/10/05

催涙雨

55
なんというか、これは好きだろうが嫌いだろうがお構いなくたいていの人が同じような感想を書いてしまうタイプの作品だろうな、というイメージ。奇抜なアイデアが矢継ぎ早に登場しては打ち捨てられていく様にある種の感動さえおぼえ、どうしたって真っ先にそれに言及したくなるのだ。初っ端のインフラサウンド獣からしてなんだか凄まじい存在なのだが、これにしても導入限りで二度と登場しない。ラッカーやラファティなんかにも言えることだが、一見ばかばかしいことをまじめくさったふうに書いてみせるSF作品が個人的に大好きなんだと思う。性質的2019/04/10

ざるこ

52
宇宙に住居を移して長い人類。難破した宇宙船に盗みに入ったペデルは特別な1着の背広を発見する。超低周波音で戦う獣がいる惑星とか蠅だらけの惑星が出てきたと思えば、ヤクーサ・ボンズ(ヤクザ坊主)率いる宇宙を素っ裸で筏に乗る日本人由来人類と、金属で覆われた宇宙服着用のロシア由来ソヴィア人の日露小競り合いが勃発していたりと、もう頭の中はアニメ調!スーツが着用者を支配する物語なんだけど、アイディア満載で想像力フル回転で楽しめる超娯楽SF。その先の未来が読める結末もよかった。40年前の作品だと…何年たとうがおもしろい。2019/02/11

かわうそ

41
全編にわたって奇想天外なネタがギッシリ詰め込まれていて、音波を撃ち合って戦う獣とか蠅の惑星とか本題と全然関係ないところまでサービス精神満点。広げまくった大風呂敷を畳み込む豪腕もお見事で非常に面白かったです。2016/05/18

ネコベス

36
貴重なカエアン製の衣裳を積んだ宇宙船が不時着した事を知ったザイオード人の密輸業者は、衣裳を回収し闇で高く売りさばこうと目論む。しかし回収したスーツを身に着けた密輸団の一人ぺデルは人が変わったように活発になる。奇想天外なアイデアがぎっしり詰まった傑作SFを久しぶりに再読。服が人間を支配したり身体改造して宇宙空間に適応したり奇抜な発想に彩られたコミカルな冒険譚で、大上段から思想を語ったりハード面を細かく考慮したりせずに真面目くさらずユニークで壮大なホラ話っぽい所が良くて楽しめた。2021/01/10

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