ハヤカワ文庫
プランク・ダイヴ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150118266
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

地球から遙か遠宇宙のブラックホール“チャンドラセカール”では、ある驚異的なプロジェクトが遂行されようとしていた。果たして人類は時空の構造を知り得るのか?―ローカス賞受賞の表題作、別の数学体系をもつ並行世界との最終戦争を描く「暗黒整数」、ファースト・コンタクトSFの最高峰「ワンの絨毬」ほか、本邦初訳作品を含む全7篇を収録。現代SF界最高の作家の最先端作品を精選した日本オリジナル短篇集第4弾。

著者等紹介

山岸真[ヤマギシマコト]
1962年生、埼玉大学教養学部卒、英米文学翻訳家・研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

347
7つの短篇を収録。最初の2篇はわかりやすい。ところが、それ以降の5篇はなかなかに難解だ。しかも、その難解さというのも小説的なそれではなく、数学的な意味におけるそれである。すなわち、宇宙の本質とは何かといった命題を本書は数学において語るのである。数学的なセンスがあれば、なるほど宇宙とはこういうものなのか、と納得するのかも知れない。だけど、残念ながら私にはその素養がない。SFは、今や2極化しているように思う。すなわち、人間の本質とは何かということと、宇宙の本質を問いかけるそれである。2018/03/27

absinthe

172
久々のハードSF。チャンドラセカールという名前もよい。いつになっても、状況変わっても人間が人間たる所以は変わらないのだろう。難しくて読み飛ばすところはままあるが、全くついていけない話はなかった。万人にお勧めする本ではないが、SF好きなら挑戦してはいかがだろう。 「暗黒整数」は、まさにジョン・ホイーラーのイットフロームビットを誇張した内容。数学の定理証明が現実を書き換えてしまうお話。「エキストラ」もどこかうすら寒さを覚えるラヴクラフトに出てきそうなSFホラー的な仕上がり。 2017/12/04

GaGa

62
「ワンの絨毯」は名作。今まで読んだすべてのイーガン作品(長短編すべて)の中で、私はベスト1に推します。これが読めただけでこの本を手に取った価値があった。内容を少しでも書くとネタバレになるので書けないが。表題作は難解を通り超えて最早アホの領域に(笑)「エキストラ」は個人的には好みの作品ではないが、映像化されているということでそれは観てみたい。「伝播」は短い作品ながらまずまずの秀作。2012/02/15

ntahima

62
既読の『宇宙消失』と積読の『万物理論』、そして本書が今の処、私にとってイーガンの全てである。量子論的ハードボイルドとも言える前作も目眩く物語であったが、題名に反し宇宙が舞台でなかったのが玉に瑕。今回は宇宙満載で大満足!前提知識がなければ読めないガチなハードSFは文学ではないとする向きもあるが、歴史小説であれ詩や哲学であれ、そのジャンルの言葉の上に築かれるのは同じこと。但、表題作『プランク・ダイヴ』は要再挑戦。いくら内容が良くても読了即ブックオフ行きの本もあるが、本書は手元に置いておくべき類のものであろう。2012/02/01

かとめくん

31
しっかし、ガチガチの最新ハードSFは難しい。文字を追っかけるだけでいっぱいいっぱい。中身は理解できず、雰囲気を掴むだけでした。こりゃ翻訳者も大変だっただろうな。それでもメインストーリーは追いかけられて、しかも面白いんだからすごい。特に「ワンの絨毯」と表題作のイメージの広がりはさすがとしか言いようがないです。2011/11/14

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