ハヤカワ文庫<br> 星の光、いまは遠く〈下〉

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ハヤカワ文庫
星の光、いまは遠く〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150118143
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ハイ・カヴァラーンの四大連壕のひとつ、ブレイスから追われる身となったダーク・トラリアンは、グヴェンとともに、AI制御の巨大都市チャレンジに身を潜めていた。だが、追跡術に長けたブレイスのマンハンターは容易に足取りをたどり、ふたりに迫っていた。果たして、ダークとグウェンはこの危険極まるデス・ゲームを生き抜くことができるのか…。米SF界の巨匠がロマンチシズム溢れる筆致で描いた、伝説の第一長篇。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mejiro

10
カヴァラーン人の社会は古式ゆかしく封建的で、主人公は彼らに反発する。だが、話が進むうちに最初の印象と違う様相が見えてくる。元恋人と主人公の複雑な関係、彼女の苛立ち、彼の迷いなど、登場人物の心理描写も見どころ。内容を詰め込みすぎて、並の作家ならストーリーが破綻しそう。分厚い物語をしっかりまとめる手腕に感嘆した。ただ、痛快な小説ではないので好みは分かれるかも。読了直後はラストが唐突に感じたが、ある星の終末、新たな神話のはじまりを予感させて余韻があった。訳者あとがきがよかった。 2017/09/27

けいちゃっぷ

6
なんとか読み終えた。 ダークとグウェンとヴィカリーの三角関係も鬱陶しいだけだったし、数々の名作へオマージュを捧げたと言われてもピンとこなかったし、ラストもなんだかな。 368ページ 2013/07/31

Saiid al-Halawi

6
正直ここまでプロットを広げてるんだったらそれこそ『氷と炎の歌』と同じくらい、せめてこれの倍くらいボリュームあった方が盛り上がるんじゃないかなって思った。アクションとか要らないから。2013/01/26

スターライト

5
上巻のラヴ・ストーリーから一変、下巻では追いつ追われつの逃走劇が繰り広げられる。しかし、やはり上下2巻はいかんせん長い。それとヴァンスばりの異世界描写で勝負するなら(違うかも)、いっそのこと科学的な兵器などは使わず、剣と剣で登場人物たちを戦わせる方が良かったのではないか。最後に出てきた老人には、ちょっとびっくり。無理矢理感が漂ってしまった。2011/08/23

rokai

4
名前=アイデンティティって封建的社会がステージなんだけど、後半動きが出て面白くなった。 でも、初期作品って感じは拭えず。 並のSF読むよりは、面白いから、読む価値アリ。2011/07/18

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