ハヤカワ文庫
ヴァンパイア・アース―“狼”の道

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  • サイズ 文庫判/ページ数 560p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150117825
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

2022年、経済危機や戦争で混乱状態にあった地球を、突如地殻変動と疫病が襲い、世界は崩壊した!そしてこの災厄こそ、異星生命体クリアンが引き起こしたものであった。生体エネルギーを食料とする彼らは、またたくまに全世界を支配し、人類はその食料と化した。だが、この怖るべき敵とその配下の怪物たちに立ち向かう者がいた。人間の持ち特殊能力を顕在化させた戦士の軍団―“狼”“猫”“熊”たちが敢然と戦いを挑んだのだ。

著者等紹介

ナイト,E.E.[ナイト,E.E.][Knight,E.E.]
1965年アメリカのウィスコンシンに生まれ、ミネソタで育った。現在は妻と幼い息子と共に、イリノイで暮らしている。大学卒業後は、マクドナルドの店長をはじめとした様々な職業を経験。ロールプレイングゲーム関係の著書も多数執筆している。30代になってから作家を目指して勉強をはじめ、2003年『ヴァンパイア・アース―“狼”の道』でSF界にデビュー

佐田千織[サダチオリ]
関西大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GaGa

25
これは久しぶりにこういう世界観を読ませてくれたということでは読みがいはあった。体制側で動いていた主人公が最後完全に自分の主張(欲情ともいう)で動くのもいい。RPGゲームの作者だけあって伏線の散らばせもまずまず。ただ、これ次が翻訳されるのかなあ、それが心配。七年前の本作が初訳で、予定を入れて9冊が米では発売。せめて年内には二冊目を翻訳して欲しいけど…2010/11/12

Dai(ダイ)

19
不死身の異星人により支配された地球。全く歯が立たない人類は、異星人クリアンに協力するか家畜となる、あるいはひたすら隠れ住む。最後の選択肢はあくまでも戦う。そしてそのためにクリアンに敵対する異星人ライフウィーヴァーの魔法により狩人として戦闘能力を高められた者たちの物語りである。これだけ壮大な設定にも係わらず、主人公たちの能力は、精々耳や鼻が効く事で、ただひたすらその能力を使い敵を察知して逃げるという極めてつまらない話なのである。別の能力を授けられた者は一対一でも勝てるらしいのだが、それはまた別のお話し。2014/12/20

鐵太郎

10
舞台は近未来のアメリカ。古代より生息していた異星人クリアンの地球侵略に晒された地球で、異星人とその配下、及び異星人に媚びを売って生き残ろうとする奴らと戦う人々の一員である主人公の冒険です。──あら、要約できちゃった。(笑) いや、そのとおりなのです。そういう話なのです。それに「地獄のハイウェイ」のテイストをふりかけた感じ。いや、「北斗の拳」かな?(笑) 実はお前の父親は偉かったんだぞ、なんて展開はハインライン的で苦笑してしまいます。そんなお話を読みたい人にはむいているんじゃないかな、この本。2010/12/28

すけきよ

4
正直、あまり期待してなかったものの、これはアタリ。異星人支配によるポスト・アポカリプトものなんだけど、SFを読んでいる読書感は薄い。文明は崩壊し、西部時代レベルに退行。発端と共に、主人公のイニシエーション、成長、活躍、危機、とオーソドックスな作りで驚きはないけど、冒険アクションとして普通に面白い。エピソードは1冊できっちり終わってるものの、物語は文字通り始まったばかり。少なくとも戦いの結末は見届けたい魅力はある。でも、原著ではもう8冊も出てるのね……。早めに訳してってほしいなぁ。2010/11/03

sezmar

4
ちょっと未来の地球、異星生命体?襲来、地球侵略完了。偽りの平和(とも言えないか)を贈る占領地、隠れて暮らす人々、対抗する皆さんと盛りだくさんの世界観。本編も主人公の旅達、成長、活躍が一セットそろっているので安心して読めた。最近のハヤカワにしては珍しく、敵が頑張ればなんとかなる強さ。巻末に用語集があるのだが、最初に掲載して欲しかったかも。が続きが翻訳されるかな?2010/10/27

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