内容説明
ギリシア神話の神々によって復活させられ、トロイア戦争を観察してきた学師ホッケンベリーがとった行動をきっかけとして、戦いの局面は大きく変化した。刃を交えていたアカイアとトロイアの軍勢が手を組んだのだ。アキレウスやヘクトルをはじめとする英雄たちは、これまで自分たちを守護してきたゼウスら神々に叛旗をひるがえし、苛烈なる戦闘に突入した!ローカス賞受賞作『イリアム』の続篇にして完結篇、いよいよ開幕。
著者等紹介
シモンズ,ダン[シモンズ,ダン][Simmons,Dan]
1948年生まれ。トワイライト・ゾーン誌のコンテストで一席に入選した短篇「黄泉の川が逆流する」(1982)でデビュー。処女長篇『カーリーの歌』(1985)で世界幻想文学大賞受賞。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作『ハイペリオン』(1989)にはじまる“ハイペリオン”四部作、ローカス賞受賞作の『イリアム』(2003)および『オリュンポス』(2005)からなる“イリアム”二部作は、現代SFの最高峰として読者の圧倒的な支持を獲得した
酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生、1980年早稲田大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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