内容説明
命運を賭けた決戦に大敗し、満身創痍となった艦隊を敵本拠星系から無事に脱出させたギアリー大佐。次々と策を用いて敵の裏をかきながら故郷をめざす途中、シュトラー星系で捕虜収容所を発見、救出に成功した!だが、その捕虜のなかには、ギアリー同様“伝説の英雄”と讃えられるファルコ大佐がいた。野心家の彼は艦長たちを扇動し、39隻の艦をひきいて艦隊を離脱、一路故郷の宙域をめざすが、そこには怖るべき敵の罠が―。
著者等紹介
キャンベル,ジャック[キャンベル,ジャック][Campbell,Jack]
1974年、カンザス州の高校を卒業後、アメリカ海軍兵学校に入学。士官として海軍に長らく勤務したのち、退役。2000年、ジョン・G・ヘムリイ名義のスペース・オペラ「Stark’s War」でデビューするや、矢継ぎ早に6冊の長篇を上梓する。2006年に、ジャック・キャンベル名義で『彷徨える艦隊 旗艦ドーントレス』を発表。そのユニークな主人公、戦闘シーンなどで話題を呼び、戦争SFの傑作と高く評価された
月岡小穂[ツキオカサホ]
英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Masa
6
読了。二巻目はトラブルありつつも取り敢えず順調。三巻目でどうなるのか今から怖い。宇宙艦隊、リーダーシップ、美女との関係。おれにとっての浪漫が詰め込まれている。リーダーはやりがいとストレスとの板挟みだ。2023/10/03
SINKEN
6
【総評】★★★☆☆【感想】ファルコ大佐ってあんなんでよかったのか?いずれどこかでまた出てくるのかな。シンディック側がひどいような書かれ方してるけど、戦争してる時点でどちらも同じ。まぁそれを言うとこの物語が成立しないのだけど、、、ただギアリーも英雄視されるほど優れた士官かと言われると、現時点では微妙な感じ。ヤン・ウェンリーとかラインハルトの軍略を見てるとちょっと艦隊運用に難ありだな。もう一つ別の勢力が現れて三つ巴になるとまた変わってくるのかも?がんばれギアリー。2020/07/04
J309
5
ゲート崩壊の法則について誰も気付かなかったのかよ、と突っ込みたい。戦術も含めて退化しすぎだろw現状のアライアンス艦隊の権化とでもいうべきファルコ大佐という強烈な個性の登場というきっかけにより、昔の戦術に戻ろうとするギアリーに反発を覚える艦長達は離反したので、艦隊はほぼ一枚板に。アライアンス側勢力圏下への帰還はわりと見えて来た感じなので、今後は徐々に明かされる異星人の存在がどう扱われていくかが楽しみ。副大統領閣下はツンデレ過ぎる。2009/06/12
すけきよ
5
1年待たずに第2巻。これくらいの間隔で出してくれると丁度いいなぁ。ぶっちゃけ、物語自体は1巻からほとんど進展はないんだけど、リオーネの超ツンデレっぷり、ファルコ大佐の香ばしさ、ギアリー色に染まっていく艦隊、徐々に明らかになる異星人の存在など、こまめに餌が投げ込まれ、最後まで飽きさせない。今後は無事帰れるのか、はたまたシンディックと手を結ぶことになるのか、なかなか楽しみなシリーズ。で、トールサイズ2ヵ月目ですが、字が大きいのは読みやすいけど、コレクターとして、シリーズで大きさが違うのは……2009/05/27
46neko
4
うーん、1巻目は面白いと思ったんだけど、登場人物たちの会話に感情が入っていかない。魅力を感じない、翻訳のせいかなぁ。シリーズ長そうだけど、とりあえずここまでかな2024/03/06