内容説明
テラナーとプローンの交渉は難航していた。女王ジャイマダル・コンツェントリンはゼウス抹殺を最優先するよう主張するが、テラナーはゼウスの援助なしでは地球と月をもよりの恒星メダイロンまで運べないのである。業を煮やしたローダンは交渉を打ち切ると、ゼウスの要求に応じてモポイ3体を強奪することに決めた。さっそくグッキー、ラス・ツバイ、ゴシュモ=カンが惑星カイサイアに派遣され、誘拐作戦を開始したが…。
著者等紹介
嶋田洋一[シマダヨウイチ]
1956年生、1979年静岡大学人文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鐵太郎
5
「公会議」サイクルの終了と、「アフィリー」サイクルの開幕。そうか、このときにアフィリカーの手によって超巨大宇宙船<ソル>が建造されたんだね。そしてアフィリーの首領たる「ブラザー1」の正体も、早々とこの巻で明かされます。 この<ソル>の大きさを馬鹿馬鹿しい、と形容しましたけど、その理由のひとつは直立したときの高さ。全長7000mですから、ヒマラヤ山脈さながらの物体。そこに立っていたら、日照権なんて問題は別にしても気象的にとんでもない事になりますよね。(笑)2008/10/13
キャッスルロック
3
本書で新たなサイクル"アフィリー"に突入。あとがきには本書からシリーズを読み初めても良いかもと書かれてあるが、果たして近年のローダン・ファンの読者は途中の巻からからシリーズを読むのか?それとも1巻目から読んでいくのか?という疑問を抱きながらも、私は351巻を読むのであった・・・。2020/01/06
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
3
前半のローダンとブリー、後半のローダンとブリー、この落差がローダンシリーズを以前より面白くしてるなぁ…2010/07/10
Jun 1960
2
公会議サイクル終了。最後までローダンの失敗多いダメダメなサイクルだった。後半、アフィリーサイクル開始。ローダンがアフィリー化のブリーに追放される。活躍に期待しよう。2011/05/24
スターライト
2
ローダンらのなりふりかまわぬ自己保身ぶりに辟易。前半終了時は、思わず快哉をあげてしまうほど反ローダン感情を抱いてしまった。後半から新しいサイクルが始まり、再びローダンらは流浪することになるようだ。2010/06/03