ハヤカワ文庫
ジャンパー―グリフィンの物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 390p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784150116538
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

イギリス人の少年グリフィンは、5歳のときからジャンプする能力―テレポーテーション能力を発揮していた。ジャンパーを殺そうとする謎の組織に追われる彼は、両親と各地を転々としたすえ、アメリカに移住する。だが、ついに一家の居場所をつきとめられてしまった。グリフィンはジャンプで別の土地に逃げ、新生活を送りはじめるが、そこにも敵は迫りつつあった…ジャンパーのグリフィンがたどる冒険を描く、話題作。

著者等紹介

グールド,スティーヴン[グールド,スティーヴン][Gould,Steven]
ニューメキシコ州在住のSF作家。1955年生まれ。父が軍人だったため、アメリカ、台湾、ドイツ、インド、タイなどの各地で成長した。大学を中退し、さまざまな職についたのち、コンピュータ関係の仕事についた。ある創作講座で書いた短篇がシオドア・スタージョンの目にとまり、その作品で80年にデビュー。以後も短篇を書きつづけ、88年発表の短篇「マッド・モリイに桃を」は、ヒューゴー・ネビュラ両賞の候補となった

公手成幸[クデシゲユキ]
1948年生、1972年同志社大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

27
本作では、特殊能力を持つ少年グリフィンが、開巻31ページ目にして天涯孤独に。そこから始まるのは、お定まりの、追跡をかわしながらの逃走劇。助けてくれた友人、憧れていた年上の女性、優しい母親代わり、初めて出来た親友、そして初めて愛する人、等々。ここまで全てを奪われて、相手に正義を説かず復讐を選ぶ彼を責めるのは、ナンセンスか。誰もが羨む能力を持ちながら、その能力故に追われる皮肉な運命を辿るグリフィンが、次第に逞しくなってゆく姿を描いたビルドゥングス・ロマン。2008/03/15

Dai(ダイ)

15
この作者の作品は本作を含めて3作しか読んだことないが、とても相性が良い。昨今 ゲームやマンガで多種多様な能力を持った主人公が登場する。そして、常識はずれなことも、いとも容易く受け入れてしまっている。しかし、たった一つの能力だけで これだけの物語りを展開させることが出来るのである。おれならこうするだろうとか、こうなれば良いなと思う筋書きに近いのが わくわく感を増幅させるのだ。個人的には前作の方がより楽しめた。そして、本作のエンディングには欲求不満が残るのである。前作の続編が完成してるとのことなので期待大であ2012/11/19

youyou88

12
グリフィンは5歳の時にジャンプする能力(テレポーテーション)がある事に気がつく。 両親は必死にそれを隠そうとし、ジャンパーを殺そうとする組織から逃れるため各地を転々とする生活を送る。 こちらが映画原作なのかな。 自分の能力のせいで隠れて生きないといけないのはつらい…。 https://ameblo.jp/harayou1223/entry-11307946451.html2022/09/05

バトルランナ-

12
楽しめた。 ハッピーエンドでもないところが好みが分かれそう。2020/09/21

tai65

4
星3つ2022/06/28

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