内容説明
遙かな未来、アンブラセインとヘリオセインの2つの新人類種族、そして遺伝子改変によりヘリオセインより産みだされた“究極の人間”カウルは、それぞれの存亡をかけ、熾烈な時間戦争を繰り広げていた。ふとしたことからこの怖るべき戦いに巻きこまれた、22世紀の少女娼婦ポリーと、暗殺者としてプログラムされた政府の捜査官タックは、第2次大戦、ヘンリー8世、ローマ時代…へと時空を超える驚くべき冒険に旅立つ。
著者等紹介
アッシャー,ニール[アッシャー,ニール][Asher,Neal]
1961年、英国エセックス州の生まれ。子供のころ、SFファンだった両親の影響をうけ、E・C・タブをはじめとするSF小説を乱読する。SFを書き始めたのは16歳の時から。高校卒業後、さまざまな職業につきながらも、執筆活動はやめなかった。90年代を通じてこつこつと短篇や中篇を発表してきたが、ついに2001年、Gridlinkedで長篇デビューを果たす。この作品は出版されるやたいへんな評判となり、シリーズ化され、2007年現在で8冊の長篇と1冊の短篇集からなる人気シリーズとなっている
金子司[カネコツカサ]
1969年生、1992年明治大学商学部商学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たこのまくら
4
展開が良くわからないというのが正直な感想。まとまった時間が取れなかったので、ちまちまと読んだのがいけなかったのかもしれないが。生体タイムマシンに無理矢理過去へと引きずられてゆく少女と、彼女を狙ったがためにタイムトラベルに引きずり込まれ、2派に別れて戦う未来人たちの闘争に巻き込まれた殺し屋。個人的には殺し屋であるタックが、プログラミングの所為なんだろうけど、やけに素直なのがなんだか違和感を感じつつも微笑ましい。2012/02/09
けいちゃっぷ
3
アイデアは秀逸だが、展開がいまいち。タイトルはサイテー2008/04/09
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
1
☆×4.0…カウルの目的は…だったみたいですね。ある意味これが現実になってしまったら世も末と思います。言っておきますと、SF初心者は読むことを堅く禁止します(笑)多分複雑な用語にうんざりするに違いありません。流れ、で読む本ですね。あまり深く考えて読む本ではありません。2009/09/18
レンズマン
1
表紙のヤツがカウルだとは思ったが、なんとかスーツを着用しているものとばかり思ったらまさか・・・自分の子供をこんな遺伝子改造する母親はどうかしている。2009/06/14
miroku
1
パンクでハード。2009/04/03