内容説明
2076年、元ニューヨーク市警の刑事で、いまはしがない私立探偵のわたしは、その依頼に愕然とした。「いまはリンク上に現われている天使は偽者なので、その正体を暴いてほしい」というのだ。しかも男は、報酬としてリンクとの接続の回復を申し出た。そんなこと、絶対に不可能なのに…世界大戦により荒廃したニューヨークを舞台に、電脳空間に出現した天使の謎を追う女探偵の活躍を描く、アメリカ私立探偵作家クラブ賞受賞作。
著者等紹介
モアハウス,ライダ[モアハウス,ライダ][Morehouse,Lyda]
1967年生まれ。英語と歴史を専攻し、舞台芸術に手を染めた後、2001年に『アークエンジェル・プロトコル』でデビュー。初長篇にもかかわらず「SFとミステリの見事な融合」と高く評価され、アメリカ私立探偵作家クラブ賞(通称「シェイマス賞」)のペーパーバック賞を受賞した
金子司[カネコツカサ]
1969年生、1992年明治大学商学部商学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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すけきよ
1
サイバーパンク+女探偵ものじゃなくて、サイバーパンク+ファンタジィ。少なくとも、ハードボイルド女探偵ものを期待してはいけません。つまらなくないし、シリーズの続きも読みたいけど、なんか不思議な食感でした。後ろで語られると思っていた説明とか謎がそのまま終わっちゃうのがなぁ。2006/10/05
nur1202
0
サイバーパンク女性探偵ハードボイルド。 ……と言いたいところなんだけど、途中から方向性が怪しくなってきますね。(^^; アメリカっぽいといえばアメリカっぽい話かな。 タイトルに違わず、天使の話なので、それなりに宗教的な知識があった方が愉しめるかもしれません。 SF 要素が主題の話ではないので、読もうかどうか迷っている人は要注意。 ハードボイルドファンになら、けっこうお薦めですがね。(^^;2016/02/13
kottono
0
ダメだこりゃ、文章的に読みにくい\(^^)/。ラストもよく分からん。でも設定が面白い。近未来サイバーパンクの女探偵物。キリスト教要素有。ハーレクインのふりかけ。結構酷評されてるけど私は好きだよ!SFとキリスト教要素を組み合わた世界観にどっぷり。2014/03/24
天城春香
0
ところどころ、私の頭じゃ何が起こってるのか理解できないところもあったのです。海外ものって難しい。2011/07/25
matsu0310
0
☆☆☆天使も出てくるSF(女)探偵物?ちょいとハーレクインなとこがキツいが、続きは是非読みたい…後書きが巧くて続編を期待させられちゃったんだがなぁ、、、出ないの?出してくれよぅ!2010/10/25