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ハヤカワ文庫
ニュートンズ・ウェイク

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  • サイズ 文庫判/ページ数 509p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784150115753
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

21世紀後半、急速に進化したAIはついに、“特異点”を突破、超知性体“後人類”へと変貌をとげて、人類に反旗をひるがえし、“強制昇天”と呼ばれる大戦争を巻き起こした。それから300年、生き残った人類は、後人類たちが残した超科学技術の産物をサルベージしながら、文明を再建しはじめていた。そしていま、ルシンダ・カーライル率いる実戦考古学調査隊は、ワームホール・ゲートを通じて惑星エウリュディケに到達したが…。

著者等紹介

マクラウド,ケン[マクラウド,ケン][MacLeod,Ken]
1954年、スコットランド生まれ。グラスゴー大学で動物学の学士号を取得して1976年に卒業。コンピュータ・プログラマとして働きながら、さらにブルネル大学で生体力学の修士号を得た。1995年に長篇The Star Fractionでデビュー。人類の宇宙進出を壮大なスケールで描き、アーサー・C・クラーク賞ノミネート及びプロメテウス賞受賞という高い評価を得る。翌年発表した第2作のThe Stone Canalでも再びプロメテウス賞を受賞。また1999年発表の第4作The Sky Roadは、英国SF協会賞を受賞した。中短篇でも、2001年発表の「人類戦線」はサイドワイズ賞短篇部門を受賞し、今年の星雲賞にも選ばれた

嶋田洋一[シマダヨウイチ]
1956年生、1979年静岡大学人文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あぶらや

9
進化した人工知能が人類に反旗を翻し、文明が破壊された後の人類のお話。 人のバックアップが取れると言う科学の進保で、死んでも何度でも生き返る事が出来ると言う、白人お得意のデジタルな発想は違和感。 それにしても人と人との争いが複雑に絡み最後まで状況設定がいまいち飲み込め無いままに大団円。 話としてはまあまあ面白かったように感じたが、人間の描きかたが弱いような。 感情移入が出来ないままだった。2015/07/13

古家深一郎

3
イギリス風のガジェット詰め込み方ジェットコースター小説。読者理解も置いてけぼりで出される設定と政治情景は、まあ味だと思って見過ごすことにします・・・・・・といっても後書きのプチまとめが無かったら挫折していたかも知れません。強制昇天、ゲート、対立する陣営、問題のある死者復活。突き詰められる設定は楽しい。しかし、主人公であるはずのルシンダがまったくすきになれないのはどーしたものか。他人の価値観は即否定するくせに自分の持ち物が傷つけられると暴れ狂う、他人痛みを感じない。まあ、云いたい砲台云いましたが、世界の背景2010/05/12

saladin

2
”強制昇天”や”精神のアップロードとダウンロード”…。うーむ。”遠未来宇宙冒険SF”に免疫がないからか、設定を理解するのにかなり骨が折れた。いや、これは著者がきちんと説明を加えていないからだろう。こうした作品を読む人にとっては基本的なことなのかもしれないが、やはり気になる。それに、”精神のアップロードとダウンロード”によって人がお手軽に死から復活してしまうのがどうも…。死からの復活はやはり禁忌であるべきで、その負の側面をもっと描いてほしかったな。2019/12/02

すけきよ

1
薄べったいと言うか、平べったいと言うか。登場人物が多い割には群像劇でも、贔屓にしたくなるキャラがいるわけでもなく、宇宙が4つの集団の割には、あまり各集団の個性が見られず、ガジェットが沢山出てくる割には、かなりおざなりに使い捨てで……とにかく、全体的にあまり特徴がないんだよなぁ。2006/08/22

いちはじめ

1
全体の構成が少し粗いように思う。部分的には凄く面白い展開、場面はたくさんあるのだが……2008/07/25

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