内容説明
ペリー・ローダンは焦燥にかられていた。ヘトッサ到着後、具体的進展がまったくないのだ。ラール人抵抗組織のロクティン=パルも連絡してこない。ところが、ホトレノル=タアクの思考を読んだグッキーが、陰謀を察知する。ヘトソンの告知者はテラナーの退路を断つため、コルヴェットMC=8を破壊するつもりなのだ。ローダンはついに行動を決意し、テレポーターやハルト人を投入して秘密基地設営の準備にかかるが…。
著者等紹介
渡辺広佐[ワタナベヒロスケ]
1950年生、中央大学大学院博士課程修了、中央大学文学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アーチャー
10
新しいサイクルに突入したこともあってか、 シリーズでおなじみのキャラクターが多数登場して、結構賑やかな展開のお話が収録されています。 それでも相変わらずローダンの思いや計画は慎重すぎ、あるいはネガティブであり、これじゃあなかなか物語が進まないだろうな~と思いながらも、私は327巻目を読むのであった・・・。2017/01/20
黒猫トム
0
限界を越えよ とよく言われるが、ローダン・シリーズでは地球圏を越え、光速を越え、時間を越え、銀河を越え、五次元を超えて、どんどんいろんな「そこまではとてもじゃないが行かれまい」をぶっ壊してきた。公会議サイクルで日本人には黒船来航で例えると分かりやすそうな次元に突っ込んでいく。ある意味宇宙の大泥棒のシリーズテーマに還ったのだとも言えよう。舌先三寸の心理戦で強敵を丸裸にしてくれ、大執政官!2019/06/29