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ハヤカワ文庫
カズムシティ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 1135/高さ 15cm
  • 商品コード 9784150115715
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

身近警護の専門家タナー・ミラベルは、雇い主一家を惨殺した黒幕レイビッチを追って、故郷から遠く離れたイエローストーン星に到達した。だがそこで目にしたのは異形の都市カズムシティだった。謎のウイルスによる“融合疫”の発生により、建築物はあたかも新種の植物のように成長し、複雑に融合しあって奇怪なジャングルと化していたのだ…異形の街を舞台に展開するノンストップ・ハードボイルド・アクション超大作!英国SF協会賞受賞作。

著者等紹介

レナルズ,アレステア[レナルズ,アレステア][Reynolds,Alastair]
1966年イギリスの南ウェールズ生まれ。ニューカースル大学で物理と天文学を学び、スコットランドのセントアンドリューズ大学で天文学の博士号を取得した。1991年、オランダに移住し欧州宇宙技術センターに入社。その前年の1990年、「インターゾーン」第36号に掲載された短篇“Nunivak Snowflakes”で作家デビュー。以来、仕事のかたわら短篇を発表していたが、2000年に『啓示空間』で長篇デビュー。たちまち注目を集め、翌年発表した『カズムシティ』で見事英国SF協会賞を受賞。その後も毎年重厚な長篇SFを発表し、現代英国SF界を代表する俊英として高く評価されている

中原尚哉[ナカハラナオヤ]
1964年生、1987年東京都立大学人文学部英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カザリ

42
あー、途中下車。本当に序盤で、あれ、これ仇討ちものか、と思った瞬間に。読みたい物語ではないと。しかし、この作家、読みやすいうえに、文体が好み。とりあえず、よみかけの啓示空間にもどる。師匠が昇天するまでは、面白く読めた2015/05/29

猿吉君

9
①とにかく長いのは良いけどやっぱりこの厚さだと読みずらい、2つに分けて欲しい②長いのにちょっと終わりがあっさり③解説は読んだ後に読んだ方がいいかもこの本は。④この作者のワールドにハマっているので次の「量子真空」も読みます(^u^)点数75/100 →超面白いというよりも面白い、「啓示空間」の方が面白かった。2020/05/11

Yuji

9
レナルズ、今、日本語で読めるもののラストとなりました。SF要素がかなり少なく、ハードボイルド・クライム小説。分厚いのは、もはやお約束。解説によると何と編集の注文で!無理してこの長さになったらしい。あり得ない。。その水増しの手法はというと、主人公が夢でサイドストーリーを視るという何とも言えないやり方。(ほとんど反則です)宇宙エレベータで爆発事故発生しての脱出劇とか、アジアをバックパッカーが旅してるような旅もの的面白さとか、いいところも多々あるのですが、いかんせん、おっさん達の汗臭い活劇がかったるい。2014/10/31

詩歌

4
1135Pの大きな文庫! 図書館のカウンターで、にやけるのを止められなかったわ! 前作は「啓示空間」。2014/04/18

すけきよ

4
全ての問題がラストで一つに収束していくんだけど、特に爽快感はあまりなく、どうせなら、“融合疫”の変異した街の様子とか、ヴィジュアルをねちっこく描写して欲しかった。編集者に言われて倍の長さに増やしたらしいけど、これは半分で良かったよ。分厚さの割には、イマイチ読み応えが薄い。まぁ、面白かったんだけど、復讐のために追いかけてるのに、スピード感が感じられなかった。2006/08/02

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