内容説明
舞台は季節が不規則にめぐる世界。統一国家“七王国”では、かつて絶対的支配を誇った古代王朝が駆逐されて以来、新王の不安定な統治のもと玉座を狙う貴族たちが蠢いている。北の地で静かに暮らすスターク家もまた、争いの渦を避けることはできなかった。父エダードが王の補佐役に任じられてから、6人の子供らまでが次第に覇権をめぐる陰謀に巻きこまれてゆく…怒涛の運命に翻弄される人人を描いた壮大な群像劇、開幕。
著者等紹介
岡部宏之[オカベヒロユキ]
1931年生、1953年静岡大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うららん
13
海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作。登場人物が多くて混乱したので読み終わってからドラマを観ようと思っていましたが同時進行です。それぞれの視点で描かれていて面白い。まだまだ序章。続きが気になります。2020/07/13
本の蟲
11
人気の海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作小説。剣と魔法のファンタジーであり、薔薇戦争をモチーフにした複数勢力の覇権争いでもある。ぼちぼち読み進めようと思ったが、これは時間があるときに一気に読破すべきシリーズか。なにせ登場人物が膨大。各名家の領主、多くの子供、血縁に、仕える家臣の系譜。太古から綿密に設定された長い歴史と現在に至る因縁。巻末に各家系の説明があるがとても把握しきれない。不穏な気配漂うプロローグにあたる本作。おもしろかったが、他にも積読たまってるので、次巻読むまでに覚えていられるか不安。2022/04/17
mayuri(Toli)
11
とにかく、この本を読まなきゃ読書人生がもったいない! というくらいにはお勧め。ターガリエン家が特に気になる。ボードゲームやカードゲームも発売されているらしいのでもっと気になる。2012/02/09
Keystone
9
登場人物が多過ぎて、一度挫折しかけましたが、ドラマを観てから再度読み出したので、今回は大丈夫。私が今まで読んだ本の中で、世界観の構築が最も壮大で緻密だと思います。1ー1ではまだお話は始まってもいないところ。ドラマで先を知っているため、あれもこれも伏線になると分かり、ゾクゾクします。2018/02/13
Masa
7
読了。ずっと積んであって、はてさてどんなもんなのさ!? と思っていたのですが、そろそろ読んでみるか、と。感想としては面白いのですがちょっととっつきにくい。でもこういったファンタジーってこんなもん? 最後まで面白く読めるかどうか、期待して次巻に進みます!2021/01/27