• ポイントキャンペーン

ハヤカワ文庫
サンドキングズ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 430p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150115340
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

こいつは奇妙だ!風変わりな異星生物を飼うのが趣味のサイモン・クレスが見つけた新たなペット、それがサンドキングズだった。指の爪ほどの大きさで、6本の手足と、3対の小さな眼。集合意識により一団となって城砦を築き、さらには城砦同士で戦争をするほどの知能がある。しかも飼い主を神として崇拝するというのだが…ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞の表題作の他、壮大な宇宙史を背景に描きだされた魅惑の6篇を収録。

著者等紹介

マーティン,ジョージ・R.R.[マーティン,ジョージR.R.][Martin,George R.R.]
1948年、アメリカ、ニュージャージー州生まれ。幼少年期からSF、ファンタジイ、ホラーなどのジャンル小説とコミックスを愛読し、71年、SF短篇「ヒーロー」でデビュー。70年代は、いずれもヒューゴー賞を受賞した「ライアへの賛歌」(74年)、「サンドキングズ」(79年)などのSF短篇作家として活躍。80年代から90年代半ばにかけては、ホラーやモザイク・ノベル「ワイルド・カード」、テレビドラマの脚本などを中心に執筆する。96年、「氷と炎の歌」第一部『七王国の玉座』を発表。現代最高のエピック・ファンタジイとされるこのシリーズは、第三部まで発表され、すべてローカス賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GaGa

43
表題作が圧倒的に面白い。異星生物サンドキングスをペットとして飼った男の顛末だが、人間の持つ残酷さもにじませ心地よいぐらいグロテスクな作品に仕上がっている。ただし、虫が苦手な人は読まない方がいいかもしれない(笑)他の作品はすべて異星が舞台となるもので、「<蛆の館>にて」がホラーな佳作。2012/02/24

アイゼナハ@灯れ松明の火

36
1970年代後半に発表された7つの作品を集めた、ジョージ・R・R・マーティンの短編集。作者独特のSFとファンタジーの境界が渾然となった感じがすごく好みです。悪意が跳ね返ってくる感じでホラー風味の表題作もイイですが、異端審問をテーマにした『龍と十字架の道』、主人公とともに暗闇を探索する中で一度馴染ませた世界観が更に裏返っていく感じのする『〈蛆の館〉にて』も印象的。そして極寒の星が見せた一夜の夢であるかのような『ビターブルーム』が結構好きかなぁ。2011/09/04

アプネア

17
<氷と炎の歌>シリーズで著名なマーティンが壮大な宇宙史を背景に描く、初期のSF短編集。ダブルクラウンのSFホラー、表題作が頭一つ抜けている傑作。「サンドキングズ」:軍隊蟻のようだが昆虫ではない。集合意識により一団となって、城を築き、防衛ゲームめいた戦争をおっ始め。その上、飼い主を神と崇め奉る。だが、道徳、倫理、利他性を欠如した者が飼い主だったら・・・。2021/02/15

おーすが

14
表題作「サンドキングズ」は奇妙なペットを仲間に自慢する悪趣味な男が主人公。パルプフィクション的チープさのある設定と、迫真の恐怖。ゾワゾワする面白さ。真実の信仰の意味を問う「龍と十字架の道」、少年たちのグロテスクな冒険譚「<蛆の館>にて」、ピカレスクスペースオペラ「スペースレディ」。一冊通して読むと、豊かで恐ろしいビジョンにくらくらするよう。すてき!2020/11/21

to_chan

6
様々な舞台設定で過剰なドラマがたくさん。鬼リーダビリティの高さを持つ作家さんの割に、名編ごとの設定と絵がすんなり入ってこなくて人物が動くまでとっつきにくかった話もいくつか。 でも外れなしでさすがの短編集だった。2020/12/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/567456
  • ご注意事項