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ハヤカワ文庫
トリポッド〈4〉凱歌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 271p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150115159
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

異星人の都市からぼくが持ち帰ったデータをもとに、大急ぎで対応策が立案された。宇宙のかなたの主人たちの母星から、まもなく大型船が到来する。その船には、主人たちが呼吸できるように地球の空気を変える機械がつまれているのだ。それが動きだせば、地球上のすべての生き物が絶滅してしまう。この怖るべき計画を阻止するため、異星人の三つの都市を同時に攻撃すべく遠征隊が出発した!『トリポッド四部作』堂々完結。

著者等紹介

クリストファー,ジョン[クリストファー,ジョン][Christopher,John]
本名サミュエル・ヨード。1922年イギリスのランカシャー生まれ。少年時代は南部ハンプシャーの州都ウィンチェスターですごす。第二次世界大戦で軍役についたあと、1949年にC・S・ヨード名義で処女長篇を出版。その後、少年時代に熱中していたSFの短篇を、ジョン・クリストファー名義で書きはじめる。1956年に発表した『草の死』で一躍脚光を浴び、ジョン・ウインダム(『呪われた村』他)の後継者と高く評価される。1960年代の半ばから子ども向けの作品を書きはじめ、カーネギー賞の候補にもなった『トリポッド』シリーズが大評判となり、児童文学作家として第二の名声を得た

中原尚哉[ナカハラナオヤ]
1964年生、1987年東京都立大学人文学部英米文学科卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そうたそ

11
★★☆☆☆ 感想は一巻にて。2018/11/04

酔花

8
4部作完結。軽率で己のプライドを優先させる性格故に思慮に欠けた行動を次々行い、幸運のみで事態を乗り切る主人公。精神的成長が全くといっていいほど見られず、本当にジュブナイル小説の主人公かと突っ込みたいw 地球を侵略者の手から取り戻してハッピーエンド、という素直な筋書きにならない点が印象に残る。平和とは無為に生み出される環境では無いという作者の冷徹な視線が込められているように思う。同時に、その平和を作り出していくのは若者たちだというエールもあり、面白かったという一過性の感想に留まらせない結末が素晴らしい。2015/03/09

ヴェルナーの日記

4
本作『トリポッド』シリーズの最終話。異性人たちの大侵攻が、3年と判明。このことは事実上、人類絶滅を意味する(異星人の環境下では人間は生きられない)。残された時間は少ない。人類は異星人に対する大反抗を計画し、実行に移す。様々な困難が待ち受ける中、果たして勝利するのは、どちらなのか!?2014/09/21

武巳

3
ウィルが全く成長しないというコメントが多々見られるが人とはそう簡単に成長しないと思う。これくらいがリアルだ。むしろ、ビーンポールやフリッツのような才があったり、ヘンリーのように変われる人間は稀だと思う。翻訳が悪いのか、原文からそうなのかわからないがやけにあっさりした死亡描写は逆に怖い。人が虫のようにあっけなく死んでいくこれこそ戦争なのではないだろうかっ!2016/11/08

まうやお

3
侵略者をやっつけて単純に平和が訪れる、という訳でもなく、人類らしく醜い内輪揉めを始める。子供向けだからこそ、敢えてそんな結末にしたのでしょうか。本当の平和に向けてこれまで以上に厳しい戦いが始まります。2015/10/29

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