ハヤカワ文庫<br> エンディミオンの覚醒〈下〉

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ハヤカワ文庫
エンディミオンの覚醒〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 717p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150114244
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

エンディミオンとアイネイアーたちが地球をあとにしていた頃、新教皇ウルバヌス16世率いるパクスは、さらなる勢力拡大のため、非キリスト教徒であるアウスター討伐の十字軍遠征を開始しつつあった。これを裏で操るAI群“テクノコア”は、パクスを脅かす存在であるアイネイアーを捕らえるべく、恐るべき追手を送りだした!はたしてアイネイアーの、そして人類の運命は…?ハイペリオン・シリーズ四部作、ここに完結。

著者等紹介

シモンズ,ダン[シモンズ,ダン][Simmons,Dan]
1948年生まれ。教鞭をとりながら創作をはじめ、トワイライト・ゾーン誌のコンテストで一席に入選した短篇「黄泉の川が逆流する」でデビュー。処女長篇『カーリーの歌』(1985)で世界幻想文学大賞を受賞、その後も精力的に作品を発表しつづけている。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作『ハイペリオン』(1989)、英国SF協会賞・ローカス賞受賞作『ハイペリオンの没落』(1990)、『エンディミオン』(1996)、ローカス賞受賞作『エンディミオンの覚醒』(1997)は、四部作をなしており、1990年代を代表するSFとして読者の圧倒的な支持を獲得した

酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生、1980年早稲田大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふりや

19
久し振りに、小説を読んで泣いてしまった…特に最後の200ページほどは胸が詰まってつらいのと、興奮して先が気になるので変に感情が昂ってしまいました。上下巻合わせて1400ページの文章の全てが、もっと言えば『ハイペリオン』から始まる4部作の様々な物語や登場人物の全てがラストに凝縮されていく圧巻の一大叙事詩。本当に最高でした。基本的に「楽しめる小説だったらラッキー」くらいの気軽な気持ちで読書してるのですが、たまにこういう素晴らしい作品に出会えてしまうから止められません。SFの金字塔のひとつと言えると思います。2020/06/07

武夫原

15
「ハイペリオン」からの謎がずいぶんと語られた。すっきりした部分もあれば、まだすっきりしない部分もある。下巻ではなんと言ってもアイネイアーとエンディミオンの愛!が羨ましい。嫉妬に苦悩するエンディミオンだが、最後はやはりな、という展開だった。しかし、時間を自由に行き来して混乱するのは確か。未来から過去へと逃げてきた人類のUIの「共感」とは何だったのか?未来で3000のシュライクと3000の人類が最終決戦をするという話や時間の墓標を作り過去へシュライクを送り込むという話がすっきりしない。2017/09/22

kurupira

14
ついに長い旅が終わってしまった。。ラストはいろいろ予想通りだったが、巻末の解説を読んでの気付きもあった。やり残しは、番外編的なのがあるか探しと、実在したジョン・キーツの詩集ハイペリオン探しだな。wikiも後でチェックしよう。そして5年か10年後にでも再読巡礼に出ねば。2020/01/28

Dai(ダイ)

14
今までに読んだSF 作品では最も長編である。そして、最高傑作であった。愛は地球を救う!いや、宇宙を救う!!!!2012/09/28

CCC

13
長かった。作者がやりたいことをこれでもかと詰め込んだシリーズだった。周囲の環境含めてではあるがなんだかんだで人を書いていた感じがした『ハイペリオン』、スケールアップしかつ映像的になり、スペースオペラらしくなった没落、冒険ものっぽかった『エンディミオン』ときて、覚醒は宗教の要素が強かった印象。なんだか宗教のネタばらしをしてるみたいだなとところどころ思ったりもした。オチは収まりが良かった。上手くまとまった感じに思えたけれど、いろいろ謎は残っているらしい。でもこういう空気出されると誤魔化されちゃうなあ。2022/01/28

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