内容説明
ジージョ住民代表からの交渉の申し入れをはねつけ、ジョファーは六種属の恭順を要求してきた。だが、そのいっぽうで、ジョファーは明らかに六種属以外の何者かを必死に捜索していた。自分たち以外にもジージョに潜伏した者がいるのか？疑念を抱きながらも、ひそかにジョファーへの反撃の準備を進める六種属たち…やがてジージョは、かつてない戦乱の嵐に巻きこまれていく！圧倒的な迫力で贈る「知性化の嵐」第２部。
著者等紹介
酒井昭伸［サカイアキノブ］
１９５６年生、１９８０年早稲田大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Small World
6
あー、ついにジージョを飛び出して宇宙へ。キスラップも含めて重力圏外でのストリーカーの活躍は少ないので、なんだか新鮮だったりしますね。いよいよ完結編に突入します。2014/10/19
あかつや
5
高圧的な態度で恭順を求めてくるくそドーナツのジョファー。わけの分からない要求を突きつけてくるが、六種属はそれをはねつけ反抗の機会をうかがっていた。バラバラに行動していた登場人物たちが段々と集合してきて、物語もいよいよクライマックスに向けて盛り上がってきた。イルカの船もついに浮上し、これはもう待ったなし、この大きな物語が一体どんな風にまとまるのか、続きが楽しみで仕方ないぜ。イルカが飛んだってことは次の舞台は大宇宙ってことかな。さよなら惑星ジージョ、夢のような世界だったよ。SF世界の理想的なコミュニティだ。2022/07/17
スターライト
5
＜ストリーカー＞拿捕に燃えるジョファーの魔手から逃れようとするジージョの六種属と、＜ストリーカー＞クルー。怒涛の展開にページを繰る手ももどかしく、その結末は、というところで第二部終了。「え～っ、ここで終わるの！？」という感じ。というわけで、最終巻へと読み進める。2013/04/21
ターミナス
3
ジージョに集まった種属は13。これを仕組んだのがプロフスキーの予想通りブユルだとしたらとんでもない種属。しかも13の種属のなかに自分の孫種属も含まれている。ブユルはまだ生き残っているのだろうか？2011/03/22
ヒロくん（脱脂）
2
漸く登場人物たちが集まりクライマックスへ！と思いきや、ますます積み重なる伏線や新たな謎。ジージョもストリーカーも依然大ピンチ。ちょっと疲れてきましたけと一気に次巻へ。 レティは最初は自分勝手なトラブルメーカーといった感じで好きではなかったんですけど、生き生きしていて、自分に正直でなかなか良いキャラクターですねー。その夫のイーもカワイイ。2015/11/11
