内容説明
大群の内部にとりこまれたまま、太陽系は九百光年の距離を遷移させられてしまった。だが、そのいっぽうで、大群の内部でも大規模な混乱が発生しているらしい。突如として、大群の支配者である偽神たちのなかに精神に異常をきたすものが多数あらわれ、かれらはひとつの惑星に集められているようなのだ。ローダンは、偽神の決定的弱点を探りだすべく、サンダル・トークら七人の潜入コマンドをその惑星に向かわせたが…。
著者等紹介
五十嵐洋[イガラシヒロシ]
1957年生、1980年法政大学社会学部卒、フリーエディター、エディトリアル・ライター、「ペリー・ローダン」シリーズ編集に携わる。田島森一名義で実用書の著書多数
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感想・レビュー
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アーチャー
10
表紙と口絵から想像できるように、今回はネズミ=ビーバーことグッキーが活躍・・・っていうか、彼が作戦に絡むとスムーズに事が運んだことがなく、読んでいてイライラすることがある。しかし、シリーズ初期からのキャラクターなので、広い心で許そうとは思うのだけど〝やっぱりグッキーは苦手だ〟とシリーズに対する不満を抱え込みつつ、私は281巻目を読むのであった・・・。2013/12/28
黒猫トム
0
怪談もそうだけど、正体が分からないうちが怖いだけで亡者の怨念だったとか、異界の動物だったとか、呪いの人形だったとかが判明すると、対処法が見えてきて当初の怖さが薄れるという「問題点」がある(その点、リングの貞子は強かったなぁ!) 大群の連中もだんだん「怖さ」がなくなってしまってサイクルも終息に向かいつつあり、タムブー神も不興であらせられるという次第。2018/07/17