ハヤカワ文庫<br> ハイペリオンの没落〈下〉

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ハヤカワ文庫
ハイペリオンの没落〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 574p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150113490
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

連邦の誇る無敵艦隊は、アウスターの大軍勢を前に苦戦をしいられていた。高度な予測能力をもつ独立AI群「テクノコア」の助言を信じ、連邦は対アウスター戦にもてる戦力のすべてをそそぎこむ。だがそのころ、惑星ハイペリオンを訪れた人々の眼前では、ついに「時間の墓標」が開き、驚くべき光景が展開されていた!はたして彼らの運命は?そして戦いの帰趨は?壮大な物語は、ここに驚異のクライマックスを迎える!英国SF協会賞・ローカス賞・星雲賞受賞。

著者等紹介

シモンズ,ダン[Simmons,Dan]
1948年生まれ。教鞭をとりながら創作をはじめ、トワイライト・ゾーン誌のコンテストで一席に入選した短篇「黄泉の川が逆流する」でデビュー。処女長篇『カーリーの歌』(1985)で世界幻想文学大賞を受賞、その後も精力的に作品を発表しつづけている。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作『ハイペリオン』(1989)、英国SF協会賞・ローカス賞を受賞した本書、『エンディミオン』(1996)、ローカス賞受賞作『エンディミオンの覚醒』(1997)は、四部作をなしており、1990年代を代表するSFとして読者の圧倒的な支持を獲得した

酒井昭伸[サカイアキノブ]
1956年生、1980年早稲田大学政治経済学部卒、英米文学翻訳家。訳書に『エンディミオンの覚醒』シモンズ、『知性化戦争』ブリン、『タイムライン』クライトン(以上早川書房刊)他多数
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kajitt22

49
『ハイペリオン』と『ハイペリオンの没落』上下計4冊の厚い文庫本を一月弱で堪能した。久しぶりにこの先はどうなるのと、読書の楽しみに浸ることができた。いくつもの壮大な物語を最後は『人類とAI』との戦いで大団円にまとめた感はあるが、細部が緻密で、転位ゲートでの数惑星への逍遥、砂に埋もれる『時間の墓標』の描写などなかなかの場面の連続。「ときとして、機械とわれわれを隔てるものは、夢だけなのかもしれない」の言葉が良かった。『エンディミオン』をどうする。再読2023/07/13

Akito Yoshiue

42
伏線の回収の仕方が見事。最後は本当に感動する。2017/08/13

ひろぞー

32
読んだぁあああああ!わいの理解力だと6割位かなぁ?(阿呆やんけ)でもハイペリオン含めて、どう世界が動いていくのか楽しめたと思う(`・ω・´)SF好きなら誰でも知ってるであろう、この作品に触れられたことを嬉しく思います!また己が成長したら再読したい。2017/11/17

Small World

31
仕事が忙しくて、一気に読めなかったことが心残りですが、下巻もすごく面白かったです。各登場人物にそれぞれの違った展開が用意されておきながら、本当のクライマックスに向けて収束されていく様子はドラマチックそのものでした。魔法の絨毯を始めとして、それぞれのネタに目新しさはないものの、リミックスしながら構築された世界は密度が濃く、SF好きにとって大満足の作品でした。いずれ、続編の方も読みたいと思います。(SFが読みたい海外編1995第1位作品)2020/01/17

ヒロ

30
まずはここまで四巻読み切った自分を褒めたい。これだけのボリュームの読書は中々出会えることは無いだろう。SFを入れ物として、戦争、政治、宗教、神学、ディストピア、パラレルワールド、タイムリープ…小説のテーマとして考え得るありとあらゆる要素が詰め込まれていた作品だった。この下巻では情報が大渋滞で、雲門の語りあたりでは心が折れかけた。諦めそうなタイミングでまた話が面白くなって、読み進めるとまた難しくなっての繰り返し。しかし、最後まで読み切れて本当に良かった。謎を残すところもあるが、もうおなか一杯、満足です。2015/05/03

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