ハヤカワ文庫<br> 斜線都市〈上〉

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ハヤカワ文庫
斜線都市〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 422p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150113117
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ナノテクとセラピーが実現した人類の疑似ユートピアは早くも崩壊の兆しを見せていた。受療前の不安定状態に逆行する“退行患者”が続出、自殺者数も急増を始めたのだ。そのような状況下で、バーチャルな性的産業を牛耳る大資本家が不審な死をとげた。公安局の捜査線上にはやがて、死体と半死者を冷凍保存する巨大な霊廟オムパロスと、その運営にあたる謎の集団アリストス会の暗躍が判明するが、はたしてその真の目的は。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レンズマン

3
久々のハードSF、久々のグレッグ・ベアだが、出だしが全く意味不明で本当に上巻か表紙を見なおしてしまった。2012/03/23

マサトク

1
大金持ちの自殺、AIジルに接触してきた未確認・謎のAI、死後の復活を願うグリーン・アイダホのオムパロス、セラピー患者の大量退行、等々、いくつものストーリーが絡み合って進行するので分かりやすくはない。でも、どれもが重厚でこのナノテクが進化し切った近未来の世界をよく表していて読み出がある。物語としてはまだ未知半ばで、それぞれの登場人物たちがどう有機的に繋がり合うのかはまだよく見えない。むちゃくちゃ面白いので、20年積んでた自分は猛省するべき。2023/03/24

ひめやさくら

1
グレッグ・ベアの<量子・ナノテクシリーズ>の4作目。1作目の女王天使の登場人物だったマリアが再登場。前作では完成されたといっていいトランスフォームだった彼女も、あれからいろいろあったのか、今作品では一部を除いて元に戻しつつある最中。ストーリー構成も女王天使を踏襲したものになっているものの、前のよりは読みやすいと思う(正直、女王天使は最後まで話を追うのでいっぱいいっぱいだったし)。とりあえず、続きが気になると思わせることは、続きものにおいて大事なことですよ、うん。2012/08/02

W.T.R.

0
最初の数十ページの読みにくさったらない。カタカナ多いし説明も少ないうえ、複数の視点で同時進行する物語。でもその難解なところが逆に独特で異質な未来世界をより魅力的に、リアルに見せている。この世界観けっこう好きです。舞台は女王天使から7年後。まだ上巻では明らかではない「SLANT」の意味が気になる。2014/03/02

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