内容説明
宇宙軍の栄光も、国連事務総長の座をも捨てて隠遁生活を送るニコラス・ユーイング・シーフォート。家族とともに暮らす平穏な生活は永遠に続くかとみえた。ところが突如、側近アダム・テネアの息子が、ついで愛息フィリップまでもが謎の失踪をとげた!必死に足どりを追ってニューヨークにたどりついたシーフォートだったが、そこで待ちうけていたのは、荒廃しきった住所不定市民たちの街と暗く渦まく政治的陰謀であった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
詩歌
1
ニック34歳。修道院に十年引きこもんだ後。妻は雌虎、知能指数の高い繊細な息子は12歳に。2014/03/22
けるぴー
0
ホーンブロワーオマージュのスペオペシリーズ第五段。本作はシーフォートの一人称ではなく、その周りの人々によって語られるため、最初は違和感があるかも知れない。特に彼の息子やその友人が見せる普通のティーンエイジャーの姿に、読者は驚きを隠せないに違いない。さて物語は地球上、それもほとんどがマンハッタンを舞台にして進む。これまで何度も登場した被差別民トランスポップの問題についに焦点が当たることになる。様々な思惑が絡み合うこの問題にシーフォートはどう立ち向かうのか。上巻ではほとんど活躍の場面がないのが寂しいところだ。2011/12/23
kame
0
再読。2011/03/01
かお
0
2000年
青緑
0
語り手がころころ変わる。その分話が進まない。シーフォートの活躍はいつ?2019/09/24