内容説明
太陽系戦域に結集した国連宇宙軍防衛艦隊は、侵攻を開始した異星生命体を撃退することにいったんは成功した。だがやがて敵は、予想をはるかにうわまわる規模で奇襲を仕掛けてきたのだ。艦隊司令部は破壊され、その魔手は地球にまでも伸びた!つぎつぎに撃破されてゆく戦列艦、必死で防衛をはかるアースポート・ステーション…この未曾有の危機に、シーフォートは士官学校の幼い生徒を引き連れ、敢然と戦いを挑むが。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
詩歌
3
こうするしか…な展開ばかり。ニックの神は彼の苦しみを望みたもう。修道僧ってぴったりの職業。2014/03/22
夏葉
2
正しくあることを己に課し続けてきた主人公がとうとう「人を守るためにとことん道を外れる」という決断。 最後の最後で自分が生き延びてしまったのには泣ける。 そりゃあ神を恨みたくもなる…けど無慈悲さを嘆いてはいても憎んではいなさそうなのがシーフォートらしさか。 胃がキリキリするタイプの名作だと思う。2011/10/30
茶道具
1
第四作目。生徒から向けられる真っ直ぐでキラキラした感情が辛い。
けるぴー
1
輝かしきシーフォートの経歴についに一つの終止符が打たれる。言わば第一部最終巻とでも言うところか。ただただ正しくあろうとする男がどこまでも追い詰められて、ついに他人をも巻き込んで自滅的な英雄行為に向かっていく様が悲しくも、心惹きつけられる。2011/12/22
えー。
1
再読。この結末を感想にするには、時間が掛かりそうだ。どうも私は思った以上に繊細、…なのか?2010/10/06