ハヤカワ文庫<br> ジャンパー―跳ぶ少年〈上〉

ハヤカワ文庫
ジャンパー―跳ぶ少年〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 319p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150112097
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

デイヴィーはガールフレンドもいない、読書好きのごく平凡な高校生。でも、彼にはひとには真似のできない能力がそなわっていた。それは、ジャンプできることだった―何百マイルも離れた場所へと一瞬のうちに移動できるテレポーテイションの能力である。ふとしたことから、自分のテレポーテイション能力に気がついたデイヴィーは、乱暴者の父の財布から金を盗みだし、ニューヨークへと向かったが…痛快無比な冒険SF。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

卍ザワ

1
SFという感じはせず。負け組少年が特殊能力を手に入れ、人生が引っくり返ってしまった非日常な日常で、スティーヴン・キングのスタンドバイミーあたりを思わせるアメリカ青春白書もの。負け組あるあるなど、身に摘まされるあまり読んでて苦々しくなる。ハリウッド映画になるほどのド派手な展開は、上巻までのところ見当たらない。しかし、主人公が特殊能力を手に入れてなかったら、と思うと、あまりにも救いようがなく、軽い語り口だが、フィクションから透けて見える、アメリカンな病巣のリアルが重たい。2018/06/03

金春

0
超能力に目覚めた少年の痛快爽快な冒険活劇を想像していたが、意外と重いと言うか痛ましい。けれど続きが気になる面白さで、読み出すと止まらないスピード感はある。2009/10/08

おだまん

0
テレポーテーション能力に気づいた少年の物語。映画の主人公はもちろんかっこいいのであるが、フツーの少年ぽく描かれているのがよい。今のところどちらかというと少年の心の傷の描写が主。2008/04/30

さくら🌸

0
跳べるようになってしまった経緯が ちょっと哀しい。2008/03/25

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