ハヤカワ文庫<br> ファウンデーションと地球〈上〉―銀河帝国興亡史

ハヤカワ文庫
ファウンデーションと地球〈上〉―銀河帝国興亡史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 358p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150112011
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

第二ファウンデーション捜索の任務を帯びたトレヴィズは、その途上で、惑星全体がひとつの精神を共有する超有機体ガイアを見出した。トレヴィズは人類の代表として、銀河の未来をガイアに委ねる決断をくだす。だが、その選択は果たして正しかったのだろうか?彼の「直観力」は告げていた。すべての答えは人類発祥の星、地球に隠されていると…かくてトレヴィズは自分の決断を裏付けるために、地球探索の旅を開始した。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

だまし売りNo

22
「もしあなたが投票を変更するのを防ぐために、わたしたちがあなたを殺せば、わたしたちは自分自身から事実を隠すことにしかならないでしょう」(アイザック・アシモフ著、岡部宏之訳『銀河帝国興亡史5 ファウンデーションと地球 上』ハヤカワ文庫、1997年、55頁)。ここには人質司法で自白を強要して冤罪を生み出す日本の警察の対極の精神がある。 2022/05/28

鐵太郎

12
メインとなるのは、惑星ガイアに滞在しているターミナス議員ゴラン・トレヴィズと、世間知らずの学者ジャノヴ・ペロラット。そしてプリス。プリスはガイア人です。つまり、ガイアそのものの一員であるということ。このプリス、正式にはプリスセノビアレッラが、なぜかさえない中年の、自分の思いこみですぐに興味が変わっていく初老の学者ペロラットに惚れてしまい、ペロラットの方もうきうきと彼女を伴侶としています。何事にも常に裏があるアシモフ世界ですが、この純愛は疑うべくもない事実らしい。ほう。2010/04/08

DEAN SAITO@1年100冊

11
続きが気になるから早く読みたいけど読み終えてしまうのがもったいない。そんな感覚が味わえる瞬間が読書は一番楽しい アシモフさんは多産だからそれが長続きするのも嬉しい 御本人はシリーズを続けるのにあんまり前向きじゃなかったようだけどそんなアシモフさんに無理矢理書かせた出版社とファンダムの熱意、大変グッジョブ2020/08/25

秋良

10
政治モノから冒険モノへがらっと変わった巻。結局いま地球はどうなってるの?宇宙船のために枕営業は笑った。2017/09/18

SINKEN

10
【総評】★★★★☆ 【感想】銀河系のあらゆる歴史から姿を消した地球。神話や寓話、数少ない証言情報から、人類発祥とされる地球を探し、ファウンデーションの最新鋭宇宙船で飛び回る主人公一行。凄まじい距離におよぶ航海の果てに辿り着いた惑星で何を見るのか。。。これまでの対立的な構図ではなく、アドベンチャー要素が濃くなった印象。恒星間航行が可能なシップで宇宙を飛び回るのはどんな気持ちなんだろう。。いい歳してワクワクしてしまう。2017/07/18

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