内容説明
ラーマにより謎の巨大構造物「中核点」に連れてこられた地球人たちを迎えたのは、鳥のような姿をした異星種属だった。そのひとりから驚くべき要請がなされた。人類を観察するため、ラーマ内に一定人数を呼びよせてほしいというのだ。かくして彼らは再び太陽系へと送りかえされ、事の真相を隠したまま地球各地から二千人の志願者が募られるが…人知を超えた驚異に対峙する人類の姿を描くシリーズ第3弾、待望の文庫化。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猫ぴょん
33
にゃ😱にゃんじゃこれ😨 面白くなさ過ぎてひっくり🐸。 二千人での実験ってさー。 人間の醜い部分ばかり強調されてて快楽だの争いだの戦争だの。 いや確かに現実世界も戦争は無くならないし分からなくはないけど下巻単体は人間の醜悪さばかりでどこが宇宙のランデヴーなんじゃ?? しかも思いっきり続くし😨 中途半端過ぎて驚愕。 上巻はまだしも下巻は超つまらなかったなー。 この気持ちのまま4の上下巻に行けるかなぁ😅 面白くないけど最後どうなるかは気になる🤣やぁね😅 2024/02/17
roughfractus02
10
2000人の人類をラーマⅢで「中核点」に運び、新たなコロニー「ニューエデン」に植民させる。このコロニー名から旧約を二重写してラーマ人が人類を調査する理由を予想しながら読むと、なぜ人類は戦争をするのかという問いに至るようだ。旧約の蛇に当たるのは選抜された中にいる受刑者たちであり、一見彼らの悪行が他の者にも影響して争いが起こるかに見える。が、本巻はさらに、環境への適応のために自己と他を分離し、他から奪い、他より生きるための淘汰を促す機構を進化の歴史の中で人類が獲得した面が、悪の伝播に関わることを前景化させる。2023/10/09
ニミッツクラス
5
宇宙のランデヴーの3作目の下巻。カバーは火星軌道上のラーマ船「ニュー・エデン」。解説冬樹氏のよいしょの、“読者は(本書を)首を長くして”云々の言葉が虚空に霧散する様な内容。ワンコインで買って良かった。クラークの、と言うよりリーの肉付けが悪いわけではない。単一民族でない植民やサバイバルでは王道の手法だし、当然そうなるだろうと予測もできる。だが、グダグダが長過ぎて読み疲れる。ラーマ船内に居るのが人類だけではないことの意味が4巻へとどう繋がるのかを加味しつつ、ここまできたら読み進めるしかない。★★★☆☆☆2013/05/30
レイス
2
退屈しない展開で読めたけど、あんまり面白くはなかった。未知の知性が人間に合わせてくれるもんだから、未知なものを探索するスリルがない。二コルが高齢で特殊な環境でよく五人も産んだなと感心したけど、昔はそれくらい多産だったなと思いなおす。人間の愚かさにラーマの裁きを期待したい。2024/02/09
ふじい
2
完結せず。 究極知性というなら、もう少しうまくできないものか。2017/04/05