内容説明
女だって城砦ノ太守になれる―野心を胸に秘め、縁談を断わって城砦を飛び出したテルガー城砦ノ太守の姉セラ。男まさりの彼女はやがて無法者たちを従え、近隣の集落を襲撃しはじめる。ある日、竜の声を聞くことができる少女の噂を聞いたセラは、この少女を味方に引き入れようと奸策をめぐらすが…“反逆の女太守”が引き起こす事件を軸に、南ノ大陸の探険を続けるピイマアの活躍などを描く、人気シリーズ正篇第七弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
konkon
3
面白いのですが、間延びしていたかなと思います。セラとジェイビス、ピイマアの絡みはよし。振られ続けたイマアにも春が来たようで…。2015/04/01
しまっち。
3
ピイマア、大人になったね。セラの執念深さにはびっくり。今までのストーリーの裏側を見せつつ、南の大陸で続々と見つかる新発見。それは失われたパーンの始まり、それ以前の歴史をひも解いていくことになるようだ。パーンの存在は人類の過去のようであり、未来のようであり、アイヴァスが語りだしたところでファンタジーの世界から一気に現実世界に引き戻され、そしてSFの世界へと導かれる。面白いなあ。続きも読まなくちゃ。2014/03/08
yaemon1950
1
昔、読んでいなかった7巻目をやっと読み終わりました。この巻はジュブナイルとのつなぎの様ですが拡散せずに、今までと違った世界観を与えてくれました。2012/03/11
Tom☆とむぴょん
1
アン・マキャフリィ追悼再読中。「パーンの竜騎士」シリーズ本編の7作目。それまでの話に比べ少し地味な印象を受けるのは、あまり竜が活躍しないからかもしれません。しかし、パーンという星の竜騎士以外の人々の暮らしぶりが細かく書かれていて、また違った見方ができる。2012/02/02
宇宙猫
0
★★★★★