ハヤカワ文庫<br> フリーゾーン大混戦

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ハヤカワ文庫
フリーゾーン大混戦

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  • サイズ 文庫判/ページ数 442p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784150110468
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

無法者たちのパラダイス、フリーゾーンへようこそ。ここではドラッグは使い放題、税金はなし、他人に迷惑さえかけなければ何をやってもかまわない。ところが、お調子者のハッカーがタキオン発生機を作ってしまったために時空が大混乱。巨大カタツムリ、未来のロボット、ナチの突撃隊などが入り乱れ、ただでさえハチャメチャなこの街を史上最大最悪の大戦動に巻き込んでしまう…。ファン必読、大爆笑の痛快SFコメディ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KANEO

17
時は1999年12月。L.A.の一画にある独立無法地帯“フリーゾーン” あることがきっかけでそこを中心にあらゆるSF現象が次々と巻き起こってしまうSFファンによるSFファンのためのワイルドなSFコメディ小説。よくもまあこれだけごった煮でてんこ盛りなものができたもんだ、と呆気にとられながらも大いに感心。ワイルドな作風は人を選ぶかも知れないけどSFファンなら読んでみて損はないんじゃないかな。 しかし、訳者あとがきで明かされる作中キャラの日系科学者アボ博士の意外な正体(モデル)には驚いたぜー。2014/12/31

Mark.jr

4
ドラッグ使い放題、税金なしの無法地帯フリーゾーンで、宇宙人やマッドサイエンティストや喋る犬が大暴れというドタバタSFです。各章でそれぞれの登場人物たちが何をしているのかを示したフローチャートが付いている通り、相当キャラが入り乱れていますが、きっちりまとまっているので、あまり混乱せずに読めると思います。逆に言えば破天荒味は思ったほどはないかと。パンクはパンクでも、Green Day的ポップパンク(この作品が出た時は、まだ無名ですが)。そんな作品です。2022/11/04

外野伽夜

3
1999年、ロサンジェルス市から独立したフリーゾーンは、税金なしドラッグOK他人に迷惑掛けなければなんでもOKの無法者達のパラダイス。みんな楽しく暮らしていたが、システムを管理していたハッカーがタキオン発生装置を作り出したせいで特異点が発生。未来から来たロボットやエイリアンや地底人や地震や彗星がいっぺんに集まってしまう……。SFの王道設定をしこたま詰め込んだSFコメディ。楽しかったけど、SF好きが読むともっと楽しいと思います。私は知識が無さ過ぎました……。アボ博士の正体が一番面白かった(後書きの方)。2014/10/24

Mr.deep

2
よくぞここまでのカオスというかてんこ盛りを上手くオチつけたもんだと感心2019/10/14

集団しば漬け

2
最後の方にうまくまとまった感じ。アトランティスの無意味さが好き2019/06/24

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