内容説明
ここが地球、ぼくの故郷なんだ。異星種族ハクーリの恒星船で生まれ育ったサンディーは、22歳にしてはじめて故郷の大地に降り立った。母星の言語や習慣は宇宙で受信したTV放送であらかた研究ずみである。だが、核戦争と温暖化で大きく変貌した地球の生活は彼の知らないことばかり。そのうえ地球人・ハクーリ双方がサンディーをめぐる陰謀を企てているらしいのだ…。宇宙育ちの青年の心の成長をいきいきと描いた傑作長篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
6
矢野徹氏の相変わらずひどい翻訳文と、アメリカ中心主義の作家の筆致に辟易したが、後半の展開は悪くない。軽いディストピア小説としてはまあいいところかな。2012/12/04
小説大好き
1
粗筋からは「異星人に育てられた地球人がいざ帰郷し、文化的ギャップに戸惑いつつ適応していく」といったストーリーを想像しましたが、実際は全く趣きの異なる話でした。明らかに植民地侵略の表象である異星人と、ポスコロ的役割を強いられる主人公の立ち位置は、ありきたりながら絶妙だと思います。侵略者と被侵略者の橋渡しとして機能せざるを得ない物語上の強制力が働くため、彼を介し両方の事情を理解することができる上、読者としては自動的に地球人=被侵略者の論理に肩入れすることになるため、ポスコロSFとして分かりやすいと思いました。2022/04/30
けんけん
1
翻訳が妙に直訳っぽい感じ。ちょっと読みづらい箇所も。矢野徹さんだよな〜、おかしいなぁ。 話は面白かった。最後がちょっと駆け足なのが残念。ハクーリはカエルに似てるのか?カンガルーに似てるのか?2012/03/14
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