ハヤカワ文庫<br> タンジェント

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ハヤカワ文庫
タンジェント

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  • サイズ 文庫判/ページ数 414p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150110383
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

カリフォルニアの草原の古びた農家で、少年は四次元空間の視覚的イメージを研究する老科学者と出会った。四次元空間では立方体や球はどんなふうに見えると思う?そう問いかけられた少年には、実際に四次元空間が見えていた。もともと音楽好きの少年は、四次元空間へ音楽のメッセージを送るのだが…。ヒューゴー、ネビュラ両賞に輝く表題作など、人気作家ベアの多彩な魅力を伝える八篇を収録した日本版オリジナル短篇集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

月世界旅行したい

11
そういえば読んでないとなと思い出したので読んでみた。2015/07/15

アプネア

10
粒揃いの8つのSF短編集。お気に入りは「姉妹たち」・「タンジェント」・「スリープサイド・ストーリー」。ダブルクラウンの表題作が突出してるのかなと思ってましたが、「姉妹たち」が良かった・・・遺伝子をデザインされた眉目秀麗・才色兼備な子供達に混じって学生生活を送る未加工・少女の苦悩と葛藤、それに折り合いをつけんとする成長を描いている。ラストのスピーチは切なさや寂しさが染み渡るなかにも言葉にならない、もどかしい愛をこれ以上なく表現している。2018/01/06

miroku

9
SFとファンタジーはやはり親和性が強い。幻想的だ。2012/04/06

Pustota

6
宇宙が舞台のスリリングなものからファンタジーっぽいものまで、幅広い作品が楽しめる短篇集。特に高次元存在とのコンタクトを描いた表題作はインパクトがあった。他にはテクノロジーの功罪を越えた境地に静かな感動を覚える「姉妹たち」が印象的。この作品は造語の翻訳が冴えまくっているのも読みどころだと思う。2023/06/24

マンハッタン距離

6
[4.4] グレッグ・ベアは本質的にはSF作家ではなく、ファンタジー作家なのだなと感じさせる短編集。全体的に質が良く、多彩な収録作である。「姉妹たち」は再読。「スリープサイド・ストーリー」はSF要素が全くなかったが良かった。あとがきで指摘されるまで「美女と野獣」の設定を反転させたものだと気付かなかった。「ペトラ」「白い馬にのった少年」もお伽話としての良さがある。SF要素のある作品としては「炎のプシケ」「飛散」が面白い。表題作もほのぼのしていて良い。「ウェブスター」は"先生何やってんすか"。2016/01/26

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